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<イベント報告>「2024年度高校生国際協力実体験プログラム」を実施しました!

2024.08.19

全員での記念撮影

7月25日(木)と26日(金)の2日間にわたり、JICA九州で「高校生国際協力実体験プログラム」を実施しました。このプログラムは、国際協力の現状や世界とのつながりについて理解を深めることを目的としています。今回は、九州各県から1校ずつ、計28名の生徒と7名の教員が参加しました。

プログラム内容をご紹介します!
・学校紹介、アイスブレイク
・国際理解ワークショップBafaBafa
・国際協力模擬体験アクティビティ
・JICA研修員との交流会
・国際協力模擬体験グループ発表
・全体振り返り

メインとなる国際協力模擬体験アクティビティでは、モンゴルにおける実際のJICA海外協力隊の要望情報をもとに、課題解決のためのアクションプランを作成しました。生徒たちはモンゴル政府が要望する「青少年活動」「栄養士」「観光」という3つの職種のいずれかを選び、それぞれのグループで事前に調査した情報を共有しながら議論を進めました。途中、モンゴル派遣経験のある元協力隊員や、JICAモンゴル事務所で勤務していた方の話を聞くことで、モンゴル政府の要望内容とその背景への理解が深まり、アイディアがより具体的かつ実践的なものに発展していく様子が見られました。

国際協力模擬体験アクティビティの様子

モンゴルの話を熱心に聞く高校生

JICA研修員との交流では、参加したベトナム、トンガ、グアテマラ、ホンジュラス、パラグアイ出身の研修員5名に出身国について質問したり、研修員が出身地ついて話したりと、積極的に英語でコミュニケーションを取る様子が見られました。
生徒たちからは、「JICA研修員の皆さんがフレンドリーで話しやすく、普段知る機会の少ない国について深く学べました。」「英語で母国についての話を聞いたり、スペイン語で自己紹介や数の数え方を教えてもらったりして、グループのみんなで協力しながら研修員の方々とコミュニケーションを取ることができました。」という感想がありました。

Jica研修員の自己紹介

トンガ研修員とのディスカッション

グループ発表では、JICA九州の職員らを前に、若干緊張した様子を見せながらも、一生懸命考えたアクションプランを堂々と発表する生徒たちの姿が印象的でした。
「グループのメンバーと協力して発表内容の構成を決めることができました。自分では思いつかない考え方の違いや視点からの質問に驚かされました。」「同じ要請内容で考えている他のチームの発表を聞き、自分とは異なる解決策やアプローチ方法に気づき、多くの新しい学びを得ることができとても勉強になりました。」といった生徒たちのコメントからは、それぞれに気付きや学びがあったことが感じられました。先生たちもグループを作って発表し、あるグループは英語で発表するなど、先生ならではの発表が披露されました。

グループ発表

発表後の振り返り

2日間を通しての全体振り返りでは、「今回の体験を通じて、異文化交流がどれほど大切かを実感しました。自国と他国の双方にとって満足できる計画が重要だと感じました。」「グローバルな視点で考えると、身近にできることがたくさんあると気づきました。2日間で学んだことを活かして、身近な課題解決に向けて行動していきます。」などの声があがり、充実した2日間であったことが伺えました。

JICA九州では、開発教育/国際理解教育支援事業を行っています。2025年度の高校生国際協力実体験プログラムの募集は、2025年4月頃開始予定です。詳細はHPをご覧いただき、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ:

特定非営利活動法人 九州海外協力協会
電話:092-710-5310
メール:kaihatsukyoiku@npo-kyushu.or.jp

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