<JICA九州・十八親和銀行共催>「『和華欄セミナーin長崎2024』~地域共創型事業の推進~」を開催しました。
2024.08.29
2024年7月23日、ダイアゴナルラン長崎にて、JICA九州・十八親和銀行共催にて『和華欄セミナーin長崎2024』~地域共創型事業の推進~を開催しました。
本セミナーでは企業の海外ビジネス展開にあたり重要な2つのテーマを掲げています。一つ目は、「高度外国人材の雇用、活躍」。二つ目は、「企業が利用可能な支援施策」です。
これらのテーマを基に、講演やパネルディスカッション、 JICAや十八親和銀行(FFG)の支援スキームを活用した海外進出の事例紹介をおこないました。
テーマ(1)では、2つの講演を実施しました。最初に「高度外国人材が繋ぐ地方と世界、新たなビジネスの可能性」と題して、JICA九州の堀から長崎県で実施されているバングラデシュからのIT人材受入に関する取り組みなどを紹介されました。
続いて、モンゴル日本人材開発センターの中村氏より「モンゴル国内での高度人材の育成にかかる同センターの取り組みや、日本モンゴル間のビジネス交流等について紹介されました。(*中村氏はモンゴルよりオンラインで参加)
堀氏による講演
中村氏によるWeb講演
テーマ(2)では、まず、「JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業」の紹介として、同事業を活用されているオーシャンソリューションテクノロジー株式会社の菅様、大石建設株式会社の末永様に登壇いただき、十八親和銀行の山下氏以下4名が登壇してパネルディスカッションが行われました。(モデレーターとして十八親和銀行の山下氏、オーシャンソリューションテクノロジー株式会社の菅氏(同社はインドネシアにて“ニーズ確認調査”を実施中)、大石建設株式会社の末永氏(同社はチリにて“ビジネス化実証事業”を実施中)、およびJICA九州の佐上氏の4名がご登壇)。各社の事業取組紹介、海外ビジネスを目指した背景及び実施中JICA調査の進捗、今後の展望等をお話をいただきました。特にJICAが持つ現地関係者とのネットワーク活用の重要性について、取り挙げられました。
次に「ふくおかフィナンシャルグループの海外サポートメニューの紹介」として、十八親和銀行の天野氏よりご講演。同行の企業支援にかかるメニューが紹介されました。
登壇者によるパネルディスカッション
天野氏による講演
本セミナーでは、海外ビジネスに関する2つのテーマについて情報提供やディスカッションを行いました。また、交流会で情報交換やネットワ―キングが活発に行われていることや、アンケートからも、多くの参加者が本セミナーで有益な情報を得られたと好評をいただいており、今回取り挙げたテーマへの関心の高さを再認識しました。JICA九州は今後も地域企業等と共創する取り組みを積極的に進め地域社会・経済への発展や国際化に貢献していきます。
対面参加者による集合写真
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