<イベント報告>夏休み子ども企画展2024 ~アフリカ・ウガンダについて楽しく学ぼう!~
2024.09.09
JICA九州は、福岡県庁主催の「夏休み子ども企画展2024」の一環として、8月2日(金)と8月26日(月)に「アフリカ・ウガンダについて楽しく学ぼう!」という講座を開催しました。講座には、合計24名の小学生とその保護者が参加し、アフリカの魅力と多様性に触れる機会となりました。
「夏休み子ども企画展2024」は、小学生を対象に福岡県の産業や文化をわかりやすく紹介するイベントで、地域の観光地や特産品、工芸品などを通して、自由研究に役立つさまざまな体験ができるプログラムが提供されました。今回のJICA九州による講座では、福岡県担当のJICA国際協力推進員であり、元JICA海外協力隊員としてウガンダで活動していた吉原伸彦推進員が、ウガンダの文化や生活について、自らの経験を交えてお話ししました。
お互いに自己紹介しあう子どもたち
アフリカの国旗クイズに挑戦している様子
クイズや質問を交えた形式で進められ、子どもたちは積極的に手を挙げて答えるなど、好奇心いっぱいの様子で参加。特に、ウガンダの首都カンパラの賑やかな都市部と、発展が遅れている農村部との違いを動画で比較する場面では、日本と全く異なる暮らしに驚きの声が上がりました。また、ウガンダの小中学校で教師として活動をする中での葛藤や、それを乗り越えた吉原推進員のエピソードには、子どもたちだけでなく、保護者の方々も深い感銘を受けているようでした。講座中は、保護者からも多くの質問が飛び交う活気あふれる会となりました。
ウガンダの場所を探す様子
吉原推進員の説明を熱心に聞く子どもたち
講座後には、ウガンダをはじめとするアフリカ各国の紙幣や布製品に触れる体験や、ガーナ産チョコレートの試食も行われ、子どもたちは目を輝かせていました。初めて顔を合わせた子ども同士も、自然と会話を交わしながら、「このお金で何が買えるんだろう?」や「この布、大きいけど何に使うのかな?」といった興味深い疑問を共有し合い、アフリカの文化に夢中になっていました。講座終了後には、「他の国についてももっと知りたい!」という声が多く寄せられ、世界に対する子どもたちの関心がさらに高まった様子でした。
(インターン生:中野朱梨)
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