jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

開発教育学び合いネットワーク研修を実施しました!

2025.02.04

集合写真

開発教育/国際理解教育の実践者のネットワークづくりを目的に実施した「開発教育学び合いネットワーク研修」。1月25日(土)・26(日)の2日間にわたり、2024年度教師海外研修参加教員(以下「参加教員」という。)7名、九州各県で開発教育/国際理解教育に取り組む教員8名、並びに九州各県の国際協力推進員6名がJICA九州に集まりました。

1日目は、参加教員がモンゴル研修から得た学びや感動を児童生徒に伝える授業内容や、授業を受けた児童生徒の様子について報告しました。参加教員の所属は小・中・高校・特別支援学校と校種が異なり、担当教科も国語、理科、社会、日本文化探求、養護など多岐にわたります。同じ研修を経験しても授業は多様性に富んでいました。
児童生徒に「伝えたい」という熱意や、「どう伝えればよいか悩んだ」という葛藤など、様々な想いが込もった報告に、皆、真剣に耳を傾けていました。質疑応答では「日頃の授業で取り入れたいと感じたこと」や「研修に行って自身の考えがどのように変わったと実感したか」といった質問が寄せられました。また、参加教員からも「自分では気づけなかった視点に質問から気付くことができ、今後の授業に活かしたい。」との意見がありました。

モンゴル研修の授業実践発表(1日目)

講評の様子(1日目)

2日目は、特定非営利活動法人NIED・国際理解教育センター代表理事の伊沢令子氏を講師に迎え、「世界のコト・日本のコト・地域のコト~参加型・対話型・協働型の学びでヒトゴトをジブンゴトにする~」をテーマに、次の3つのセクションに分けたワークショップが展開されました。

【セッション1】参加型で学ぶ開発教育/国際理解教育の共通基盤づくり
【セッション2】他人事を自分事に・気づきを行動に
【セッション3】はじめよう! つながろう! つづけよう!

開発教育/国際理解教育の目的、内容、進め方、参加型手法について、模造紙や資料を活用したワークショップ中、参加者は終始笑顔で楽しそうに取り組んでいました。楽しげな雰囲気の中にも熱心にメモを取る姿が見られ、学びへの意欲と活気に満ちた様子が印象的でした。参加者からは、「4時間のワークショップは学びが多く、あっという間でした。先生方とのつながりを持つことができて楽しい一時でした。」「仕事のやる気につながり実践したいことが山のようにできました。」「実践型のワークショップでとても楽しかったです。思考フレームワークの使い方もとても参考になりました。」といった感想が寄せられました。

校種の異なる教員同士が知り合い、九州7県における開発教育実践者のネットワークが拡がる機会を提供する研修となりました。

伊沢講師によるワークショップ(2日目)

グループワークの様子(2日目)

JICA九州では、開発教育/国際理解教育事業をおこなっています。2025年度の教師海外研修の募集は、4月頃開始予定です。詳細はHPをご覧のうえ、お気軽にお問合せください。

関連リンク:

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ