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【九州センター訪問実施報告】グローバルな視点を養う機会となりました

2025.05.22

 5月8日(木)、製鉄記念八幡看護専門学校1・2学年、総勢74人の皆さんが総合的な学習の一環としてJICA九州を訪問しました。
 当日はほぼ1日のプログラムとなり、午前中はJICA事業の概要や看護師としてセネガルに派遣されたJICA海外協力隊の体験談を聴講して国際協力事業の概要や実態を学びました。特に協力隊の体験談は、看護師を目指す同校の学生にとって国内だけでなく海外での活動について視野を広げるきっかけになったのではないかと思います。

JICA海外協力隊体験談を聴講中

 午後は、チョコレートをテーマにフェアトレードや児童労働について考えるワークショップに参加、カカオ農園で働く幼い兄弟から児童労働をなくす取り組みに対し、社会保障や教育制度の充実にも視点を広げて意見交換を行いました。児童労働はSDGs8のターゲットにその禁止及び撤廃が謳われる課題ですが、健康や教育、貧困などの他の課題との関連について気づくことでSDGsをより深く理解したようでした。

 あわせて、現在開催中の防災関連の企画展を見学し、午前中に聴講したJICAの取組みの具体例も学びました。企画展の防災コーナーでは、すごろくを通して被災時や防災に関連するSDGsアクションについて考えたり、また北九州市消防局の協力で30年以上続くJICA研修で着用するユニフォームやJDR(国際緊急援助隊)のユニフォームを試着したりすることで、JDRの医療チームへ関心を寄せる学生もいました。
 さらに、JICA九州に設置した「フォト・スポット」で、来館者用に用意した各国の民族衣装に袖を通して記念撮影も。「もっと多くの民族衣装を見てみたい」との感想をいただき、「服」という身近なものから世界への関心が広がっている様子を窺うことができました。

民族衣装で記念撮影

感想の一部をご紹介します。
・国際的な状況を実際に知ることができたので良かったです。
・国際協力をすることで、開発途上国との連携を図り、技術発展をしていくだけでなく、人との繋がりが生まれるということがよく分かった。
・展示がただ学ぶだけではなく遊びと結び付けられていて興味深かった。
・ランチが美味しかった。初めて食べたものですが美味しかったです。

 JICA九州では、SDGsを楽しみながら学ぶ常設展のほか、3~4カ月でテーマを変える企画展、世界の料理が楽しめるJICAFe、そして、民族衣装を着て記念撮影できるフォト・スポットをご用意して皆様のご来館をお待ちしています。

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