<イベント報告・熊本>ロアッソ熊本×JICA九州 多文化共創イベントを開催しました!
2025.07.22
7月6日(日)、熊本市のえがお健康スタジアムにて、熊本に暮らす外国人住民と高校生が心をつなぐ多文化共創イベントを開催しました。
今回はJ2ロアッソ熊本、熊本県内の高校生との協働による多文化共生への取り組みとして、自ら手を挙げた高校生リーダー3名を中心に、「もっと熊本での暮らしを楽しんでほしい」、「スポーツを通じて多様な人々とつながってほしい」という想いをもとに昨年度秋頃から企画をスタート。ロアッソ熊本のご協力のもと、在住外国人の方々のジュビロ磐田戦無料招待、タイ料理特別屋台の出店、多文化共生についてのパネル展示を行いました。
JICAブースとタイ料理特別屋台の様子
開始前、高校生ボランティア全員で気合注入!
無料招待は、KUMAMOTO KURASU(企業や監理団体、NPO、外国人コミュニティなどによる外国人材の適切な受入と多文化共生を推進する団体)などを通じて多くの方に呼びかけ、ベトナムやインドネシア、ミャンマー、台湾などの在熊外国人約20か国130人超(日本人含む)がスタジアムに集い、国籍や世代を超えてチームを応援しました。
今回は株式会社RKKCS様のご協力もあり、おそろいのTシャツを着用しての観戦で、皆の心をより一つにすることができました。
タイ料理の特別屋台は、事前に高校生リーダーたちがロアッソ熊本の選手へ多国籍料理アンケート調査を実施。選手のみなさんがよく食べられている料理やおすすめの料理の中から今回はタイ料理を選び、出店に至りました。準備段階では、タイ料理店ピントン様のご協力のもと、高校生リーダーがメニュー選定や試食会、タイに関する情報収集などを行いました。当日はガパオライスやパッタイなど、タイ文化を味わえるメニューが並び、早々に売り切れる人気ぶりでした。
高校生ボランティアが無料招待申込者へのチケット、特典グッズのお渡しや説明、国旗づくりなどの対応をしました
ブースを訪れたロアッソくん、参加者とともに、ハイチーズ!
今回は高校生リーダー3名に加え、 当日に高校生有志ボランティア17名も運営に加わり、外国人参加者へのチケット配布や誘導、タイ料理店の販売の手伝いやタイの文化紹介などを通して、在住外国人との交流やさまざまな場面で創意工夫を経験する機会となりました。
試合観戦終了後、高校生リーダー3名から参加者のみなさんへごあいさつ
参加者みんなで集合写真
高校生たちも暑さや慣れない外国語などに苦戦しながらの運営でしたが、一生懸命取り組み、最後にはロアッソ熊本の勝利で参加者も運営側も喜びに包まれ、いつの間にか一体感が生まれていました。
高校生ボランティア全員で、試合終了後フィールドでの記念撮影。おつかれさまでした!
参加者同士が文化の垣根を越えて心を通わせ、多文化共生の大切さを実感する一日となりました。在住外国人にとって馴染みのあるスポーツ“サッカー”を通じて、熊本にもより一層愛着をもっていただけたのではないかと思います。
(JICAデスク熊本 担当:尾上)
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