【平和×長崎×ジョージア】オンライン被爆体験講話が開催されました
2025.12.12
講話を聴く会場の様子(ジョージア サムツヘ=ジャワヘティ国立大学)
11/28(金)、ジョージアでコミュニティ開発隊員として活動されている酒井環隊員(長崎市出身)が、長崎県と連携し「オンライン被爆体験講話」を実施されました。
長崎県主催で実施されたこの講話は、被爆地から全世界に向けた平和発信と、地域や世代を超えた平和教育を目的に企画されています。今回、長崎県から派遣中の隊員の皆様にお声掛けをし、ヨーロッパとアジアの結節点に位置する国であるジョージアから手が挙がり、開催の運びとなりました。
ジョージアのサムツヘ=ジャワヘティ国立大学の約50名の学生や教授のみなさんは、講話者である三瀬清一朗さまの話に真剣に耳を傾け、時折涙を流す方もいらっしゃったそうです。
今年は被爆80年。当時を体験した被爆者の方が少しずつ少なくなっていく中で、今回ジョージアと繋ぎ「長崎を最後の被爆地に」という平和を願う想い、そして被爆者の方の生の声を届ける貴重な時間になったと感じました。
講話の最後には、三瀬さまに対する多くの質問や感謝の言葉が届けられ、特に三瀬さまの「私は平和という花の種を皆さんに1粒ずつ預けています。その種を育てていただき、みなさんで平和の花を咲かせてください。よろしくお願いします」という言葉には、拍手が沸き起こり、画面越しでもジョージアのみなさまの心にしっかりと想いが伝わっていたことを感じました。
講話者に感謝を述べる参加者
会場からは、数多くの質問がありました。
長崎県・広島県の海外協力隊員は、現地で平和の尊さを伝えるため、原爆展・平和展を自主的に開催しています。現地の家族や同僚、そして生徒たちと平和の大切さを語り合う。現地の人々とともに暮らし、ともに働く協力隊員だからこそ人々の心に伝わっていくこの取り組みは、平和な世界に繋がっていくための、小さいけれどもとても大きな一歩になっているのではないでしょうか。
講話者の三瀬さまを囲んで集合写真
今回の実施を機に、さらに長崎とジョージアのご縁が深まっていくことを願っています。
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