JICA九州のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
JICA九州は、九州7県(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)におけるJICA事業の総合窓口として、1989年に北九州市に設立されました。地元の皆様をはじめ九州各県の皆様に支えられ、九州と開発途上国をつなぐ結節点として35年以上にわたり活動しています。
九州は、太古の時代から「外」からの人々や文化を受け入れ、また自然災害等さまざまな難局を創意工夫で乗り越え、地方創生、多文化共生を発展させてきた地域です。これらの九州が有する知見や技術を共有する研修事業、草の根技術協力事業、民間連携事業などのJICA事業を通じ、日本と開発途上国が抱える社会課題の解決に取り組んでいます。
人々の交流も活発化しています。開発途上国の政府やビジネス界の中堅リーダーなどを、大学院の留学生として九州に迎え、専門分野の学びに加え、九州の社会課題への対応経験などを地域の皆様との交流を通じて共有しています。これらの方々は、九州そして日本の応援団になっていただいています。
また、JICA海外協力隊や関係者の皆様に、九州から開発途上国の現場へ派遣し、海外の社会課題に向き合っていただく取組も進めています。その経験を生かして九州に還元していただいています。
日本政府は開発協力大綱を2023年6月に改定し、「共創」と「環流」を重要な概念として位置付けています。JICAは「信頼で世界をつなぐ」を組織のビジョンとしています。九州と開発途上国との多様な関係と信頼を深め、地域や国の持続的な発展のために、自治体、民間企業、大学、NGO/NPO等の皆様のご協力をいただきながら、引き続き取り組んでまいります。
JICA九州には、国際協力の展示コーナーや図書室、様々な国の料理を楽しんでいただけるレストランJICAFe(ジャイカフェ)を併設しています。皆様にお気軽にご利用いただけます。北九州にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
2024年10月
JICA九州
所長 後藤 光
scroll