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今月は、所蔵資料から2冊をご紹介します。
『海外協力隊と大学院で国際協力の道を目指す ザンビア特別教育プログラムの軌跡』
馬場卓也 著
JICAが開発途上国の発展のために行ってきた事業を振り返る「プロジェクト・ヒストリー」シリーズ。第42巻となる本書では、国際協力分野で活躍する日本人材の育成を目指して広島大学と青年海外協力隊事務局の協働でスタートした「ザンビア特別教育プログラム(通称ザンプロ)」の軌跡をたどります。
子どもの低学力が最重要課題となっている、南部アフリカ・ザンビア共和国。プログラムに参加する広島大学大学院修士課程の学生は、在学中の2年間、JICA海外協力隊の理数科教師としてザンビアで活動すると同時に、同国の教育課題に関わる研究を行います。国際協力の現場を経験し、研究を通してその経験の意味を考える。研究者の視点から眺めることで、実践における課題が見えてくる―この「研究と実践の往還」を最大の特徴とするザンプロは、学生のキャリア形成に資する教育プログラムであるだけではなく、ザンビア教育界をも巻き込む多面性を持った活動へと広がっていきました。
自身も理数科教師として協力隊に参加した経歴を持ち、2004年から20年以上にわたりザンプロに関わってきた同大学院教授の馬場卓也さんが、修了生や現地のキーパーソンの声を織り交ぜながら綴る、国際協力の記録です。
『世界自炊紀行』
山口祐加 著
「献立作りが苦痛」
「いつも同じ料理ばかりでマンネリになってしまう」
「買い物の時点から何を買ったら良いのかわからない」
「自炊する人を増やす」がモットーの「自炊料理家」である著者の元に届く、悩める人々の声。でも、これって日本だけでは?「世界の人たちは、どうやって日々料理を作り、次の日につなげているのだろう」―。
「世界の自炊が見てみたい」という衝動に突き動かされた著者は、2024年の春から1年かけてヨーロッパ、中南米、アジアの12か国を訪れ、38家庭を取材。本書では、各国から2家庭を厳選、合計24組の自炊事情が紹介されています。
国や地域、家庭によって事情は違えど、各地のキッチンで作られているのは、名もなき「いつものごはん」でした。「自炊を巡る旅」で著者が得た発見や気づきとは、どのようなことだったのでしょうか。そして同じ時代を生きる人々が、今、自炊する理由とは。
日本で暮らす私たちが、「こうあるべき」にとらわれるあまり、自炊に疲れてしまっているとしたら。「自炊」を通して世界の「今」を眺めながら、日常を振り返るきっかけにもなる一冊です。
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