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今月は、所蔵資料から2冊をご紹介します。
『わたしはだれ?Who am I ?』
さく・え ノーブスミー
出版ワークス
「わたしは だれ?」の問いかけに「あなたは○○」と応えていく、さまざまな自然たち。豊かな自然や雄大な自然の様子を色鮮やかなイラストで表現しています。そんななか、唐突と現れる白黒で表現された情景。「なげきの うみ」から「きぼうの うみ」、そして「うつくしい うみ」に変化していく様子を絵本で感じてみてください。
子どもだけでなく大人にも読んでほしい作品です。日本語と英語が併記されています。
『海底の覇権争奪 : 知られざる海底ケーブルの地政学』
土屋大洋
日本経済新聞出版
日本は海に囲まれた島国であり、国際通信の99%は海底ケーブルを通じて行われているといわれています。スマートフォンやSNS、オンライン会議、金融取引など、私たちの日常を支える情報は、海底を走る光ファイバーケーブルを経由して世界中を行き交っています。
本書では、19世紀の電信網の誕生から現代までの歴史を振り返りながら、海底ケーブルが国家の発展や安全保障、国際政治においてどのような役割を果たしてきたのかを、豊富な事例とともに解説しています。大英帝国による通信網の支配や冷戦期の盗聴作戦、近年の中国によるインフラ整備など、海底ケーブルをめぐる「見えない覇権争い」が浮かび上がります。普段は目にすることのない海底ケーブルの重要性を知ることで、世界情勢や情報通信を新たな視点から捉えられる一冊です。