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JICA海外協力隊インタビュー企画「世界のセンパイに聞いてみた!~JICA海外協力隊のホンネ10連発~」第2弾!

 JICA海外協力隊員のリアルなホンネを、学生インタビュアーがご紹介!
 第2弾は、鹿児島情報高校在学中の坪内さんが、ドミニカ共和国で活動する池田隊員へインタビューを行いました!

<インタビュー 第2弾>
JICA海外協力隊員:池田隊員(派遣国:ドミニカ共和国、職種:小学校教育)
インタビュアー・編集:坪内さん(鹿児島情報高校)

【ドミニカ共和国で小学校教諭をしている池田満月隊員にお話を聞きました!―子供たちとの出会いと現地のリアル―】
 私はストリートチルドレンについて昔から興味がありました。ストリートチルドレンへの支援など、自分のできることについて、なにか分かることがあるのではないかと考え、今回のインタビュー企画に応募しました。
そんな私がインタビューしたのは、学生時代から国際的な活動に興味を持っており、JICA海外協力隊に参加した池田隊員!現在、ドミニカ共和国で小学校教諭として活動されています。今回、現場のリアルな体験について話を伺いました!ドミニカ共和国はカリブ海にあるイスパニョーラ島の東部を占める島国で、豊かな自然とビーチリゾート、そして歴史的遺産が魅力です。公用語はスペイン語です!

【子どもからの感謝とLOVE
 池田隊員が指導している子どもたちの中には、1-3までの数字はわかるが、4以上の数字は分からないという学習に困難を抱える子どもも居たそうです。しかし、その子に対して毎日丁寧に教えていく中で、少しずつ数字が理解できるようになってきたそう。自分が関わった子が成長していく姿を見ると、嬉しい気持ちになったそうです。そして、ある日突然その子から「ありがとう、大好き!」と言われとても嬉しかったそうです。ちなみに、スペイン語でありがとうは「gracias」、大好きは「te quiero」と言うそうです!実際に「gracias por enseñarme, te quiero」と言われたそうです!素敵ですよね。

授業中の池田隊員

授業の様子

【池田隊員おすすめ料理!】
 ドミニカ共和国ではバナナ料理が多いそうですが、そのたくさんの調理法の中で一番好きな調理法は揚げることだそうです!バナナを揚げるというのは新鮮ですよね。好きな料理もあるそうで、「モフォンゴ」というそうです。揚げたバナナをにんにくや揚げた豚などと一緒に潰してさらに揚げた料理だそうです。バナナと食材を一緒に調理するのも、日本にはないため、新鮮だと感じました!ちなみにバナナのことを「プラタノ」と言うそうです。またこれも新鮮!

モフォンゴ

【池田さんお気に入り?!ストーン、ラリマー】
 ドミニカ共和国で採れる石、ラリマー。お値段はピンキリなのですが、とてもきれいで家族にラリマーを使ったアクセサリーをお土産として買って帰る予定だそうです。
不思議な模様が魅力があってきれいですよね・・・そして、なんとラリマーは六月の誕生石。そう、記事を書いている私の誕生月なのです。これだけではありません、ラリマーが最初に発掘されたとされる年は1974年。なんと!私の母の生まれ年です。調べた時は運命を感じました。母と一緒にいつか買おうと話しました。

ラリマー

【隊員になる前と後で変化した意識とは】
 たくさんあるとのことですが、特に感じたのは国際協力についての理解が深まったことだそうです。そして、今まで漠然と抱えていた国際協力の業界で働きたいという思いがより強くなったそうです!しかし、同時に国際協力関係の活動をするのは特に海外にこだわる必要はないと理解をできたのも変化の1つだそうで、「これから自分はどんなキャリアを積んでいきたいのか、どんな人になりたいのかを考えたり、これまでの考えを改めるのに、この協力隊としての経験が影響を与えてくれた」と話されていました。

現地の先生と

現地のお祭りに参加する池田隊員

【隊員になるにはやっぱり外国語が得意じゃないといけないの?―いいえ!!】
 池田隊員もこれまでにスペイン語を学んだことがなく、ゼロからのスタートだったそうです!しかし、隊員として現地に行くまで研修期間が設けられており、その時に語学訓練などもあるため、安心して応募するといいらしいです!池田隊員はドミニカ共和国に行くことが決まった日から言語学習アプリで勉強を始めたそうです。今の時代はインターネットなどを通じて気軽に語学の勉強を始められるからいいですよね!私は外国語など言語を覚えるのが苦手なのでこれを聞いて安心しちゃいました笑

【思い立ったら即行動が大事!】
 池田隊員からJICA海外協力隊を目指している人・興味がある人に対して、メッセージをいただきました。「迷ったらとりあえず応募してみよう!さまざまな職種があり、きっとあなたにあう職種があるから!」とのこと。勇気を出してその一歩を踏み出すことが大切だと教えていただきました。
 最初は期待通りに行かず、焦ったり落ち込んだりすることもあるが、そのときに自分ができることを一生懸命やっていれば、いつの間にか状況は良くなり、最終目標にも近づいていく!とも言ってくださいました!

【インタビューを終えて】
 池田隊員のお話を聞いて、やはり現場で活動することで得られることがあると感じました。国際活動に興味を持ったきっかけがストリートチルドレンだということを聞き、親近感も湧きました。インタビューを通して、私自身少しだけ将来のビジョンが見えた気がしました。やっぱり、私も将来ストリートチルドレンを救えるような、支えになれるような活動がしたいと思いました。

私がインタビューしました!

<インタビュアープロフィール>
・坪内萌恵
・鹿児島情報高校
・最近はHUNTER×HUNTERにハマっています。ヨークシンシティー編が一番好きです!悩みは寝過ぎてしまうことです・・・休日ほとんど寝て過ごしてしまうことが良くあります。将来の夢は看護師又はカウンセラーです。人の役に立てる職種に就きたいです!