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JICA九州 2026年度インターン徒然日記(4)

~教師海外研修事後インタビュー~鳥栖市立弥生が丘小学校 東島美緒先生

こんにちは!
JICA九州センターでインターンをしている伊藤です。
8月9日(日)から19日(水)まで、キルギス共和国で教師海外研修が行われました。
今回は、現地での研修を終えた先生方に、研修へ応募したきっかけや現地で印象に残った出来事、研修を通して感じたことなどについてインタビューしました!


▽ 今回インタビューさせていただいたのは?
鳥栖市立弥生が丘小学校 東島 美緒 先生


1.教師海外研修に応募したきっかけを教えてください。

私は、以前から、国際協力や国際理解に興味があり、JICAの活動やJICA海外協力隊の現職教員特別参加制度に関心がありました。
その活動について深く知るための第一歩として、現地の教育や文化を直接学べる本研修に強い意義を感じました。

研修に応募するまでは、今回の派遣国であるキルギスについて詳しく知る機会は多くありませんでした。しかし、だからこそ、先入観なく現地の文化や人々の暮らしにふれ、日本との違いをより新鮮に捉えられるのではないかと感じました。未知の世界に触れることによって、新たな気付きや学びを得ることや自分自身の価値観を問い直すことにつなげられるのではないかと考えました。

また、海外の教育事情にも興味があり、教育現場を自分の目で確かめ、現地の先生達との交流の中で得られるものがあるかもしれないと思いました。教師として、自分の国の教育をよりよいものにしていくためには、他国から学ぶべきこともたくさんあるのではないかと考えており、キルギスの教育事情も知りたいと思いました。

現在、私は、小学校外国語専科として、児童が主体的にコミュニケーションを図ろうとする授業づくりに取り組んでいますが、実際の国際社会とのつながりを実感させる指導には課題も感じています。そのため、私自身が、他国における教育や生活、言語環境を直接体験し、日本との違いや共通点を具体的に理解することで、児童の興味・関心を高める教材や発問の工夫につなげたいと考えました。

また、現地での学びを還元し、外国語学習への意欲だけでなく、多様な文化を尊重する態度の育成にも生かしていきたいと思いました。
このように、様々な理由から、教師海外研修に参加してみたいと考え、応募を決めました。


2.キルギスで最も印象に残った出来事を教えてください。

キルギスの雄大な自然がとても心に残りました。遊牧民体験として、ユルタの組み立てから宿泊までを体験しました。組み立てる過程の中で、ユルタのつくりをよく知ることができました。皆で協力して組み立てなければならず、完成するまでに時間も結構かかり、組み立ての大変さも分かりました。また、ユルタに宿泊することを通して、自然を直に感じる体験ができました。心地よい風、満天の星空、激しい川の流れ、草の香り等、生活のすぐそばにある大自然を五感を通して感じることができ、とても感動しました。
 
さらに、キルギスの人々がこの遊牧文化を大切に思い、次世代へつなげていこうと守り続けている姿勢も素晴らしいと感じました。
その姿を見て、私も日本人として、日本文化を大切にできているかと自分に問い直すことができたように思います。

早朝のユルタと山々の様子
キルギスらしい、穏やかな朝の風景です。自然の中でのびのびとした雰囲気を味わうことができました。

夕方のイシク・クル湖の様子
琵琶湖の9倍ほどといわれている広大な湖で、とても眺めのよい場所でした。湖の水の満ち引きの音が聞こえて、静かで心落ち着く場所でした。


3.研修前に抱いていたキルギスへのイメージと、実際に訪問した後で変わったことはありますか?

街の様子が、想像していた以上に活気づいていました。お店、カフェ、レストラン等もたくさんあり、賑わっている様子が見られました。人や車の往来も激しく、交通渋滞を目にすることが多々ありました。街の中での人々の生活の様子が日本で暮らす私達と大きくは変わらないということを知ることができました。


4.キルギスで撮影した写真の中で、一番のお気に入りを教えてください。

この写真を選んだ理由:
ビシュケク69番学校で、書道を通して子ども達と交流した時の写真です。日本の文化を知ろうとしてくれている姿を嬉しく感じました。お互いに笑顔で交流できている様子が良いと思ったので選びました。


5.今回の経験を通して、児童・生徒に最も伝えたいことは何ですか?

今、自分が目にしているものだけが全てではないということを伝えたいです。自分が見よう、知ろうとすれば、いくらでも世界(視野)が広がり、同時に色々な可能性も広がっていくことを伝えたいです。


6.教師海外研修への参加を考えている先生方へメッセージをお願いします。

大まかにでもよいので、自分が実践しようと思う内容や授業のイメージをもっておくとよいと思います。
そして、現地研修中は、小さな気付きや疑問を大切にし、気になることは、その都度質問し解決するくらいの気持ちで情報や教材を集めていくことが大事であると感じました。そして、全体的にインプットする情報量が多いので、聞いた言葉や知った事柄は、その場でメモを取ることが望ましいと思います。紙に記入するのが難しい場合は、携帯のメモ機能も役立つことがあったので、使い分けるとよいと思います。


インタビューを終えて

東島先生、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
お話を伺う中で、未知の世界に一歩踏み出し、自分の目で確かめることの大切さが伝わってきました。

特に、ユルタでの宿泊を通してキルギスの自然を五感で感じたことや、現地の人々が遊牧文化を大切に受け継いでいる姿から、日本の文化を大切にできているかをご自身に問い直されたというお話が印象に残りました。私自身も、海外の文化を知ることは、自分の国や自分自身を改めて見つめるきっかけになるのだと感じました。

また、「今、自分が目にしているものだけが全てではない」という言葉にも、背中を押してもらえたように感じます。知らない世界に目を向けることが、新たな気づきや選択肢につながっていくのだと思いました。

今回の研修で得られた経験や気づきが、外国語の授業を通して児童の皆さんにどのように伝えられていくのか、とても楽しみです。


教師海外研修について、詳しくは以下のリンクをご覧ください。

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