実施報告『ミャンマーをもっと身近に~ミャンマー映画「僕の帰る場所」上映会・トークイベント~』
2022.02.25
2022年2月19日(土)にミャンマーをもっと身近に~ミャンマー映画「僕の帰る場所」上映会~』を開催しました。本イベントは映画上映と、トークイベントの2本立てとなっており、上映会には26名、トークイベントには23名の方にご参加いただきました。
映画「僕の帰る場所」は、ある在日ミャンマー人家族を描いており、日本とミャンマーの二つの国で揺れる家族の様子と在日外国人を取り巻く社会背景を映し出しています。そのリアルな家族の様子に、「子どもの苦悩や親の苦悩、家族全員の辛さをありのまま表現されていて、今まで自分の知らなかった"現実"を学ぶことができました。観てよかったと思いました。ミャンマーへの興味や関心を持つことができました。」などといった感想をいただきました。(参加者アンケートより)
映画を鑑賞する参加者の皆さん
トークイベントで参加者からの質問に答える藤元監督
映画鑑賞後は、JICA北海道(札幌)内レストラン 地球こうさてんにて、同映画の監督・脚本・編集を務めた藤元明緒監督と、北海道内に在住するミャンマー語通訳・翻訳者の 林テンテンナイ氏をお招きしてトークイベントを行いました。イベント中は、ミャンマー契約農家から仕入れたミャンマー産コーヒーを提供させていただきました(※札幌でミャンマー産コーヒーを取り扱っている店舗は少なく、イベントでは札幌珈琲館で購入したコーヒーをお出ししました)。
前半の藤元監督(オンライン登壇)によるトークでは、映画「僕の帰る場所」の制作秘話や、実際に話のモデルとなった家族の話など、監督ご本人だからこそ聞くことができるお話を伺いました。後半に登壇された林テンテンナイ氏からは、日本での生活で印象に残っていることや、難しいと感じたことなどを率直にお話しいただきました。
映画と同じく、日本で暮らすミャンマー人の方の話を実際に聞くことで、「ミャンマーをはじめ日本に住む外国人の方のことをもっと知りたくなった」、「一日を通して沢山ミャンマーの事を考えられて、とても身近に感じた」という感想もいただいております。(参加者アンケートより)
林テンテンナイさんによるトーク
集合写真
藤元監督からは「支援している人を、支援することも力になる」として、「ミャンマー料理屋さんへ行ってごはんを食べる」といった美味しいサポートのかたちや、次回の映画製作に関するお話も挙げられました。
「知ることから始める」国際協力イベントになったのではないでしょうか。
ミャンマー写真展は引き続き開催されています!ご来訪、お待ちしております。
(文:インターン生 山内梨湖)
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