実施報告:世界ふれあいミニひろば2022〜SDGsでつながる世界の『WA』!~
2022.09.07
9月3日(土)にJICA北海道(札幌)で「世界ふれあいミニひろば2022〜SDGsでつながる世界の『WA』!~」を開催しました。
新型コロナウイルス感染症の影響によりここ数年開催が見送られていましたが、3年ぶりに実現!
7つのプログラムと展示やフェアトレード商品の物販などを通じて、SDGsについて知り、世界との繋がりを感じることができるイベントです。今回は224名の方に来場いただきました。
ここでは4つのプログラムについて報告します。
館内にある4箇所のウォークラリーポイントを探してクイズに答えながらSDGsについて知ってもらうイベント。ポイントを全て制覇し、クイズをクリアさせた方全員に景品として世界のお土産がプレゼントされました。
合計133名の参加者の中には親子連れや、友達と一緒に来た小学生が多く、クイズを楽しんでいる様子がうかがえました。
プレゼントがもらえると聞いた小学生は、どれにしようかキョロキョロ。
このイベントを通して、SDGsについて学びながらクイズを楽しんでいただけたのではないかと思います。
(文:インターン生 若木優人)
南米のサルサダンスやアフリカのダンスを通じて、参加者たちはコロナ禍でも世界との繋がりを感じることができました。ダンサーのSlivestaさんとMioさんはボリビアやザンビアのダンスをとても情熱的に踊り、参加者の皆さんと一緒に盛り上がりました。
Mioさんは「踊りは言語でもある!」「初めてアフリカでボランティアをしたときにはあまり友達ができなかったのに、ある日ダンスを始めたらみるみる友達が増えた」とおっしゃっていました。
ダンスは、人間が生まれながらにして持っている本能的な芸術です。 身体的なジェスチャーを使って感情を表し、メッセージを伝えることができるコミュニケーションの手段の一つであり、地理的、民族的、文化的な境界線はありません。
楽美さんたちのチアダンスはエネルギッシュで、躍動感にあふれ、一体感のあるダンスが、参加者を笑顔にさせました。
(文:インターン生 楊子儀)
このプログラムは洗えば何度も使えるエコラップ作り。アフリカ布にミツロウとココナッツオイルを浸透させ、乾かすことで繰り返し使えるエコラップが完成します。
始める前に、講師の曽根裕恵様からウガンダの生活やアフリカ布、ミツロウラップについて説明。特にウガンダの食生活に関しては参加者の方々のイメージと異なる部分もあったようでした。
その後のエコラップづくりは終始和やかな雰囲気で、参加者の笑顔を見ることが出来ました。
このワークショップがプラスチック問題やゴミの削減、リユースについて考えるきっかけとなれば幸いです。
(文:インターン生 小原千尋)
カメルーンにいるJICA海外協力隊員に現地の学校についてクイズを出してもらい、カメルーンの現状を知ってもらうためのイベントです。クイズに正解した方には世界のお菓子をプレゼント! 40名の参加がありました。
隊員の小島先生は、日々カメルーンの子どもたちが7~8㎏の水を頭で抱えていることや、学校では教科書を共有していること、全校生徒が3000人の学校でもトイレはたった10個しかないことなどを教えてくださいました。
カメルーンの子供たちが運んでいる水の量
参加者からは「楽しかった」「クイズが難しかった」「カメルーンが貧困な国であることは知らなかった」「お菓子もらえて嬉しい」といった感想がありました(参加者アンケートより)。
このイベントを通じて、カメルーンの現状を参加者の方々に知っていただけたと思います。
(文:インターン生 井手麻由佳)
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