多文化共生セミナー 「違っていて当たり前!多文化・多言語の中に生きるということ」を開催しました!

2023.08.01

世界には、私たちの知らない「当たり前」がある

7月22日土曜日、オンライン(Zoom)にてJICA北海道多文化共生セミナー「違っていて当たり前!多文化・多言語の中に生きるということ」を開催しました。当日は高校生・大学生から社会人まで48名の方にご参加いただきました。

ご自身の漫画とユーモアあふれるトークで講演する星野ルネ氏

セミナーでは、漫画家でタレントでもあるカメルーン出身の星野ルネさんによる講演と、北海道に在住し、外国につながる高校生2名と星野ルネさんとのパネルトークを行いました。
星野ルネさんは講演の中で、カメルーンから幼少期に来日し日本で育った経験を、ご自身が描いたエッセイ漫画とともに紹介しました。育った場所が違うと、その人の持つ「常識(当たり前)」が変わることや、価値観の違いに直面した時には話し合って解決することが大切であることなどをご自身の具体的な経験を例にお話いただきました。

パネルトーク&クイズ

続くパネルトークでは、アフガニスタン出身、ベトナム出身の高校生と、星野ルネさんとともに、日本語学習、学校生活、文化習慣という3つのテーマについて語りました。
来日直後は日本語が全く分からず、自分の予想以上に日本人が漢字を使うことに驚いたというエピソードや、日常会話ができても教科書の理解は難しいということ、日本の学校に通うことで、日本語習得や日本人との交流ができるということだけでなく、日本人が大切にする習慣やマナーも知ることができることなどが話題となりました。

大切なのは、話し合うこと

全体写真

パネルトークの中で、高校生2人の出身国にまつわるクイズを出し、参加者がチャットで参加するコーナーもありました。このセミナーには海外からの参加者や、海外滞在経験のある方々もいらっしゃったため、「『先生の日』がある国はありますか?」という司会の問いかけに、参加者から多くの国の名前が挙げられました。
セミナーの最後に、司会から星野さんに対し「誰もが住みやすい北海道をみんなでつくるには、どうしたら良いでしょうか」との問いに、星野さんは「お互いが顔を合わせてコミュニケーションをすること、そういう場をつくることが大切」と力強く答え、セミナーを締めくくりました。

参加いただいた方からのアンケート(抜粋)には「星野ルネさんのお話は大変わかりやすく楽しく聞かせていただきました。」「若い世代の方の実際に苦労されたお話、心に沁みました。クイズもとても楽しかったです!」「4歳から日本で育った方と、母国での教育を受けてから日本に来られた高校生のお話を一緒に聞かせていただき、それぞれの違いにも気づくことができ 、とても学べる内容でした。」といったコメントをいただきました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

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