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市場競争力のある農業をアフリカで!

2024.06.13

 近年アフリカでは経済発展が進んでいますが、農業の姿も、より市場での競争力を目指したものに変わろうとしています。JICAではそうしたアフリカ農業の変化を後押しすべく、より市場を志向した農業を広く普及させるための支援を多くの国で展開しています。

 北海道は、日本の食料基地としてこれまで重要な役割を果たしてきていますが、安価な食品原材料の供給地としてではなく、市場対応力を高め、より稼ぐ力を備えた農業としていくことが課題となっています。こうした北海道農業の姿は、アフリカの農業普及を担っている行政機関の職員や農業普及員にとってとても参考になるものです。

 JICAの課題別研修「仏語圏アフリカ 市場志向型農業振興(行政官)」コースでは、北海道の関連団体(農業試験場、滝川市、卸売市場、農協、小売業)での農作物の技術普及・生産・流通のあらましを学ぶため、フランス語を公用語とするアフリカ(ブルキナファソ、モーリタニア、セネガル、ギニア、コートジボワール、マダガスカル)から研修員が来日し、滝川市を中心に多くの人から話を聞き、現場視察し、自国での農業振興へのヒントを得ようとしています。

 この時期、タイミングよく札幌では北大祭がおこなわれていました。研修員の皆さんは北大を訪問し、北大が最初の設立から150年の歴史を持つことに驚いていました。また、同じく西アフリカの留学生が出している模擬店では留学生との話に花が咲き、キャンパス内の芝生をはじめ、札幌市内がクリーンであることに感心していました。

 今週は室内での講義を中心に過ごしますが、金曜日からは滝川での関係者訪問が始まります。みなさん、日本でいろいろな発見をしてくださいね!

路上がきれいな札幌駅前にて

北大農学部正面入り口

西アフリカベナン人留学生の模擬店ブース

模擬店で購入したふるさとの味でお昼休み

農業普及制度についての講義風景

<関連リンク>
研修員受入事業

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