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札幌市立中央小学校にて世界の民族衣装をご利用いただきました。

2024.07.04

JICA北海道では、「世界の民族衣装や展示パネルの貸し出し」を行っています。今回は、札幌市立中央小学校にて世界の民族衣装をご利用いただきました。利用報告が届きましたのでご紹介いたします。(以下、ご報告内容になります。)

せかいのくにとなかよし

 「せかいっておもしろい!」
2024年6月札幌市立中央小学校1年生にて、JICA北海道様からお借りした民族衣装を用いて、世界の国についての授業を行いました。授業の導入として、『せかいをつなぐえほん』を読み、子どもたちは日本とは違う環境に住んでいる人の存在を知りました。「みんなはどんな服を着てる。」「世界の人はどんな服を着ているんだろうね。」と問うと、「私たちは、つるつるの半そでを着てるよ。」と答えつつ、「世界の人は…うーん…。」と悩んでいる様子でした。そこで、『実際に世界の服を着て、日本の服との違いを探す』ことをテーマに、民族衣装を着る活動を行いました。

「世界の服って、ふしぎ!」

せかいとなかよし掲示板

 画像の「せかいとなかよし」掲示板を用いて、国名と国の位置を伝えながら、民族衣装を見せていきます。「こんなに遠い国の服なんだ!」「日本と近いかも…」などのつぶやきが子どもから聞こえてきます。いよいよ教室に戻ったら、班ごとに民族衣装を配っていきました。「日本の服と違うかな。」と問いかけていくと、「ちがう。」「きらきらしてる。」と興味津々な様子。衣装を着た写真を撮り合いながら、様々な服に触れていきました。

「あっ!チェッチェッコリの国の服だよ!」

チェッチェッコリを踊る児童

 民族衣装には、国名も書いてありました。それを見て、子どもが一言。「ガーナって書いてる。これ、チェッチェッコリの国じゃない。」と。音楽の学習の中で触れた『チェッチェッコリ』というダンス音楽は、ガーナの歌です。「本当だ。よく気づいたね。」と伝えると、子どもはガーナの服を着たまま、嬉しそうにチェッチェッコリを踊っていました。世界の国と身近な音楽が、子どもの中で繋がった瞬間でした。

民族衣装を着る児童

 民族衣装を着てみた後は、国語のノートに気づいたことを書いていきました。「柄が派手だった。」「きらきらしていた。」「日本と違って、色が多い。」など、日本の服との違いや、世界の服の面白さに気づいていました。最後に、「『世界って…』のあとに、みんなのどんな気持ちが入りそう?」と聞くと、「世界って、違う!」「世界って、面白い!」と様々な子どもの感想を聞くことができました。民族衣装という、具体的なものに触れながら、世界について考えることができ、貴重な経験となりました。

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