JICA海外協力隊員の帰国後の社会還元
2024.07.22
カンボジアで事業を展開するkumaeの説明と現地の様子を紹介
JICA海外協力隊の派遣目的の一つは帰国後の社会還元です。
今回、帰国隊員の社会還元活動の状況を見せていただくため、2021年度7次隊カンボジア派遣、職種体育の高木大作さんが現在働かれている札幌市立藻岩高校での授業にお邪魔しました。
高木さんは、帰国後も協力隊を経験してきたからこその知見とつながりを生かして、生徒たちが海外や国際協力に興味を持てるような授業を行っており、この日は、カンボジアの村で社会課題解決のために事業を展開している日本人やそこで働く現地の人に話を聞き、1人の消費者として何ができるかを考えるという内容でした。
バナナペーパーの制作現場をオンラインで見学
現地で働く人たちへ質問、異文化交流を図る様子
生徒たちがオンラインでカンボジアのバナナペーパー制作現場を見ることや現地の人々と交流を行うこと、途上国の村の雇用を生む取り組みを知る授業は、高木さんのカンボジアでの協力隊経験があったからこそ可能なものでしょう。
こうした異文化交流授業は生徒たちからも好評のようで、「日本での普段の生活では見えない現状を知れたことは貴重でした」という感想も聞かれました。
今後も世界を身近に感じることができる高木さんの授業が生徒たちの興味関心を育むものになればよいなと感じます。
◆関連リンク:「世界の笑顔のために」プログラム
scroll