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JICA教師海外研修、ザンビア現地研修に行ってきます!

2024.07.29

JICAでは教員の皆様を対象に、開発途上国にて国際協力の現場に触れていただき、その経験を元に児童生徒たちへの授業づくりを行う「教師海外研修」を実施しています。

2024年度は、JICA北海道とJICA東北が合同で実施、北海道としては約8年振りにアフリカを訪問します。
札幌帯広をはじめ、道内各地より8名の先生にご参加いただき、東北地方の先生方と合わせて計16名が7月27日からのザンビア現地研修に向かいます。

ザンビア現地研修をより良いものにするため、渡航前に計3回の事前研修を実施し、現地渡航に臨みました。

①第1次事前研修(オンライン)
6/22(土) 11:00-12:00よりJICA地球ひろばによる全国のJICAセンターで行われる教師海外研修の合同研修を実施、その後12:45からは北海道・東北の合同研修を行い、参加者自己紹介や研修の意気込みの共有やザンビアの国概要・開発教育概要等を学びました。
元JICA海外協力隊ザンビア隊員である東北ファシリテーターの体験談からは、ザンビアの現状や訪問交流先のDestinyコミュニティスクールについてイメージを膨らませるきっかけとなりました。

②第2次事前研修(札幌センターでの対面実施)
7/14(土) 第二次事前研修1日目を行いました。
13:00-15:20は国際理解教育セミナー【実践編】の時間で、教師海外研修参加者だけでなく、教員を中心とした一般の方も一緒に「もしも、あなたが教材をつくるなら」というテーマで国際理解教育の手法を体験していただき、ご自身で「この手法、やってみたい!」「こんな方法があるんだ!」という気付きをワークシートに書きました。今回ご紹介した手法は「ミステリーバッグ」「マッチングゲーム」「ロールプレイ」です。参加者の感想「私も学生の時にこんな授業を受けたかった!」というのが印象的でした。

15:30-18:00は会場を移動して、教師海外研修の参加者のみの研修を行いました。
JICA北海道の取組みや、ザンビア現地研修でJICA札幌の草の根技術協力採択先の北海道大学の活動先に訪問するため、草の根技術協力の概要と、プロジェクトの概要についてプロジェクトを取組んでいる講師をオンラインで繋いでお話ししていただきました。その後は、ザンビア現地研修の訪問先についてお話しし、現地の方とどのような交流ができるか参加者での話し合いの場も設けました。

2日目は、引き続き北海道の参加者8名でザンビア理解を深める活動、教材づくりに向けたヒント、北海道チームのチームビルディングを行いました。
対面研修2日目という事もあり、参加者同士も少しずつ相互理解が進んだところ、冒頭の「ザンビア情報の交流」では、8名が4ペアでそれぞれザンビアの現状を調べて発表しました。
その際、元ザンビアのJICA海外協力隊経験者である講師、札幌清田高等学校の清水純教諭をお招きし、様々なザンビア事情を共有・深め合いました。
また、「教材づくりに向けたヒント」として、道東地域開発教育アドバイザーである水谷由美教諭に、ご自身が作成した対話的参加型教材「チャドのハシムさんと行う無人島ゲーム」をご紹介いただき、動画素材の活用方法や対話型参加型で進める意義等、教材づくりのポイントについて学びました。
最後に「北海道チームのチームビルビルディング」として、参加者8名の役割分担や現地学校訪問・交流に関する計画を参加者同士で話し合う時間としました。
参加者一同、少しずつお互いの距離を縮め、ザンビア現地研修へのイメージを膨らませる第2次研修となりました。

③渡航前研修(羽田空港内にて対面で実施)7月27日(土)は、ザンビア現地研修に参加する教員16名が羽田空港に集合し、第2次事前研修で行った内容の共有や現地での学校交流内容を共有し合い、16名のチームビルディングを進めました。

すべての渡航前研修を終えた先生たちは「現地では、心をフラットに現地の様々な現状に触れて、自分自身がザンビアをしっかりと感じ取りたい」「現地の人たちと触れ合い、自身の感動や経験を子供たちに還元できるよう、全身でザンビアを楽しみたい」と意気込みを新たにしていました。

7月28日(日)0:05より、いよいよアフリカ・ザンビアに向けた移動が開始します。
現地研修は8月3日まで、現地の国際協力の様々な現場を訪問や、現地学校訪問・交流、現地の生活文化に親しむ活動を行う予定です。

現地の様子はFacebookの投稿をご覧ください。


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