JICA北海道多文化共生セミナー教育編 「日本語初期指導から教科指導へ-外国人散在地域でできる ひと工夫の積み重ね-」を開催しました。
2024.09.24
2024.09.24
9月14日(土)、オンライン(Zoom)にて多文化共生セミナー教育編「日本語初期指導から教科指導へ-外国人散在地域でできる ひと工夫の積み重ね-」を開催しました。
第1部は、外国につながる子どもに対する教科指導の実践方法についての講演、第2部は参加者同士の交流を行い、当日は北海道内各地から、また道外・海外からも約40名の方にご参加いただきました。
第1部講演の様子
第1部は、北海道教育大学函館校の佐藤香織教授より、外国につながる子どもに対する教科指導について、函館の小学校・中学校・高校でどのように実践しているかを、教材や教えるポイントなどを含めて講演いただきました。
目の前の子どもの興味関心に寄り添うことの大切さや、漫画やアプリなどを活用して「分かる」ことを増やす工夫をご紹介いただきました。
素敵な笑顔でパチリ
また、日本語が全く分からない状態から教える「サバイバル日本語」から、日常会話が話せるようになった子どもへの「やさしい日本語を活用した教科指導」など、その日本語習得段階に応じた支援をどのようにしたら良いのかを解説してくださいました。
第2部では、小学生と中・高校生という2つのブレイクアウトルームに分かれ、「みんなのひと工夫を分け合おう!」をテーマに、参加者同士が交流しました。小学生のルームでは、外国につながる子どもとの信頼関係をどのように築いているのか、中・高生ルームでは、思春期の子どもをどのように支援するかなどについて活発な意見交換がされていました。
参加された方のアンケートには、「佐藤先生の講義内容が、とても分かりやすかった」「現場の指導事例や日本語指導者の心構え、役に立つコンテンツの紹介などを知ることができ、とても有意義な2時間だった」、「ブレイクアウトルームで現場で頑張っている方々のお話を聞くことができてよかった」など、嬉しい声をいただきました。
ご講演いただいた講師の佐藤香織さま、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
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