「世界ふれあいひろば2024~世界とつながるフェスティバル~」を開催しました!
2024.12.25
世界ふれあいひろば2024の来場者
12月14日(土)JICA北海道(札幌)と札幌国際交流館(リフレサッポロ)の共催で「世界ふれあいひろば2024 ~世界とつながるフェスティバル~」を開催しました。このイベントは、地域の国際理解促進を目的としたもので、今年で20回目と歴史のあるイベントです。
JICAセンターの大規模修繕工事の影響で、会場が例年の半分の規模になってしまった今年の「世界ふれあいひろば」ですが、充実した内容のプログラムを多数ご用意し、当日は501名の来場者が遊びに来てくれました。
モンゴルの遊び「シャガイ」を体験する子ども達
馬頭琴の演奏
モンゴル出身のJICA職員が担当したプログラムで、モンゴルの伝統的な楽器である「馬頭琴」の演奏と、モンゴルの伝統的な遊び「シャガイ」を紹介し、約45名の参加者に実際に体験してもらいました。第1部のシャガイ遊びでは、親子でゲームを楽しむ様子が見られ、会場はとても活気に満ちていました。第2部では、モンゴル出身の馬頭琴演奏者が実際に演奏を披露し、参加者は本物の馬頭琴に触れながら、その美しい音色に耳を傾けました。また、演奏者と一緒にミニゲルの前で写真を撮ることもでき、日本にいながらもモンゴルの雰囲気を楽しんでいる様子が見られました。
メラニー先生と英会話を楽しむ子ども達
ニュージーランド人講師メラニー先生による「小学生英語ひろば」では、英語に興味を持ってもらうことを目的に「アルファベットかるた」や英会話やジェスチャーを交えて行う「スポーツバスケット」などを体を動かす内容を中心に行いました。
外国人の英語を聞き取れたことや、外国人との交流を通じた異文化理解ができたことの達成感で参加者19名の皆さんがとても満足された様子でした。
ブータンの街並みを生中継で観ている様子
ブータンに関するクイズに答える参加者たち
クイズを頑張った皆さんに景品が当たりました!
ブータンに派遣中のJICA海外協力隊の村井隊員と中継をむすび、ブータンについてのクイズ大会を行いました。クイズ参加定員を超える約50名がホールに集まり、「ブータンには住所がない!」などクイズの正解を聞いて、日本とは違う常識に驚く参加者がたくさんいました。また、クイズの後には、子ども達から村井隊員への質問タイムもあり、実際に現地で生活されている生の声や魅力を知る機会となりました。参加者からは、「ブータンに行ってみたい」や「今日は参加してよかった、ブータンが好きになりました」などという感想も聞かれ、大変盛り上がったイベントでした。
外国語を楽しむ幼児たち
幼稚園での指導経験の豊富なニージーランド人のメラニー先生による幼児親子を対象とした英語遊び教室を実施し16組の参加がありました。外国の絵本の読み聞かせや幼児向けの英語を使ったゲームなど親子で楽しめる内容で、外国人との交流を深めるとともに、英語に触れる機会が提供できました。参加者の皆様も体を動かしながら色々なゲームを行い、楽しい時間を過ごしていただくことができました。
子ども達と研修員がフロアカーリングを一緒に楽しむ様子
「フロアカーリング」とは北海道新得町で生まれたスポーツです。今回は年齢や性別、障がいの有無、そして国籍問わず、誰もが楽しむことのできるユニバーサルスポーツをテーマに行いました。
「札幌ろうあ者フロアカーリングクラブ」の伊勢谷ご夫妻にご協力いただき、手話通訳や英語通訳をまじえ、子ども、大人、JICA研修員のみなさんで混成チーム6組をつくり、約30名でにぎやかにゲームを楽しみました!
子どもたちが手話をマネしてくれたり、いち早くルールを理解したJICA研修員が戸惑う子どもの手をとって教える場面も見られ、言葉が通じなくとも仲間になることができた温かいアクティビティとなりました。
韓国〇×クイズの様子
韓国国際交流員のソン・ミンジンさんから「韓国ではハングル語が使われている?」「みかんのキムチがある?」など、大人も子どもも楽しめるユニークな〇×クイズを出題していただきました。参加された約30人の市民のみなさんは、真剣にミンジンさんの説明を聞いて、韓国についての理解を深めていました。
多くの来場者が楽しんだモルック
北星学園大学モルックサークルの学生がフィンランド生まれのスポーツ「モルック」を行いました。予約の時点で30名の定員が満員となり、さらに当日参加者も含め最大48名でモルックを楽しみました。簡略化したルールで行ったことではじめての方にもわかりやすく、大変盛り上がり、好評でした。
いろんな国の遊びに熱中
リフレ中庭サロンでは、イギリスの伝統遊び「ティドリーウインクス」、韓国の伝統遊び「ユンノリ」、中国の組み立てパズル「孔明鎖(コンミンスオ)」が開催されました。講師のイギリス・韓国・中国の国際交流員がわかりやすくルールを説明し、初めて遊ぶ子どもたちもゲームを楽しんでいました。各ゲームの予約票がいっぱいになるほど盛況で、「楽しかったので次のゲームもやりたい!」という子どもたちが続出しました。国境を越えた遊びで子ども達の世界が広がったようです。
「グーテンターク」ドイツ語で挨拶を学ぶ様子
ドイツ人講師ジョアナ先生による、小学生以上を対象としたミニドイツ語講座は、定員15名で参加者を募集しましたが、中庭サロンというオープンスペースだったため、最大で23名の参加者が集まりました。内容は簡単な単語説明や挨拶などを中心に行い、子どもからシニアまで皆様、楽しそうにドイツ語を練習していました。また、参加者の中には近所のドイツ人の方もいらっしゃったそうです。普段身近で接する機会の少ないドイツ語にふれることができた大変好評な講座でした。
ご家族で来場
外国語で自分の名前を書いてみよう
高く積み上げよう!カップツリー
今年はディンプルアート普及協会北海道支部、ザ・グローブ、北海道青年海外協力隊を育てる会、北海道、札幌VO、札幌出入国在留管理局、酪農学園大学国際交流サークルSukaRela、モンゴルカイゼン協会、札幌国際プラザ/札幌姉妹都市協会/札幌市、Mai LAOS Hokkaido、北海道YMCA、ガールスカウト北海道第17団と、12団体にご協力いただき、開発途上国の雑貨やフェアトレード商品等の販売、パネル展示、子どもと楽しめるアートやゲームなど様々なブースを出展いただきました。多くの交流が生まれ、会場はたくさんの笑顔で溢れていました。
ドーレくん!
入口で来場者をお出迎え!
受付係のドーレくん
来所者と一緒に語学勉強するドーレくん
今年は北海道コンサドーレ札幌のマスコットキャラクター、ドーレくんがふれあいひろばにやってきてくれました。
開場時からドーレくんが入口でお出迎えをし、それぞれの出展ブースも回り、ブースの展示品を興味津々にのぞくなど来場者と一緒に楽しむ様子も見られました。
また、来場者と一緒に各ブースのイベントにも参加をしたり、たくさんの子どもたちとの記念撮影も行うなど大人気のドーレくんでした。
そして最後は、サッカー交流会場に現れ、JICA研修員と子どもたちと一緒にサッカーを楽しんでいました。
榊OBと一緒にサッカー交流を楽しんだ子ども達とJICA研修員
みんなで集合写真
サッカー交流会では、北海道コンサドーレ札幌のOB選手である榊翔太さんが来てくれました。子どもチームとJICA研修員チームに分かれてゲームを2部制で行いました。1部は合計26名、2部は合計28名もの人が参加してくれました。榊さんの足さばきに感嘆の声が上がる中、ドーレくんも応援に駆け付けて大盛り上がりでした。皆さん真剣にボールを追いかけて汗だくになりながら白熱したゲームを楽しんでいました。
クイズラリーポイント
この「世界を知ろう!クイズラリー」は、イベント会場内のラリーポイントにある世界のクイズに答えて、ゴールまでたどり着くと世界のお土産がもらえる人気企画で、先着300名の方に楽しんでいただきました。聞いたことのない世界のスポーツや、世界のお祭りについて出題しましたが、参加者の皆さんは会場にあるヒントを参考にして楽しそうに回答していました。
ゴールまでたどり着いた参加者は世界のお土産がもらえます。世界の色々な国のキーホルダーや民芸品を前に、みなさんとても真剣にお土産を選んでいました。
参加者の方からは「普段目にすることのない模様や初めて聞く国名もあり、どんな国か調べてみたくなりました。」とお声がけいただきました!
ベトナムの揚げ春巻きチャージョーとフライドポテト
トルコ料理のケバブやベトナムの揚げ春巻きチャージョーなど、来場者は通常のレストランメニューとは一味違う世界の料理を味わいました。行列ができるほどの大盛況で「美味しかった!」「特にベトナムの揚げ春巻きチャージョーが美味しかった!」「ケバブが良かった」との感想もたくさんありました。レストラン入口にはわたあめ機も設置し、目の前でのわたあめパフォーマンスに子ども達は大変喜んでいました。
スタッフは民族衣装でお出迎えしていました
たくさんの感想ありがとうございます。
今年は入場口の近くにイベントの感想を書く雪だるまのシールとボードをご用意しました。雪だるまのお腹には「世界の文化にふれる貴重な機会でした」「ゲームも展示も楽しみました。イベントありがとうございます」などという感想が書かれていて、来場者の皆さんがイベントを楽しんでくれたのがわかってよかったです。今年も世界中の笑顔が集まった「世界ふれあいひろば」となりました。足元の悪い中、沢山の方にご来館いただきありがとうございました!
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