2月に今年度最終校である山鼻小学校にて異文化交流プログラムを実施しました!
2025.03.18
楽しみながら箸を使う練習
2月6日、札幌市立山鼻小学校へ訪問したのは、世界12か国の国々から来た研修コース「持続可能な観光資源管理・開発」の研修員。山鼻小学校の6年生は「おもてなし」をテーマに、心温まる企画や個性溢れる「クラス別日本文化体験」を準備してくれました。その時の様子をご報告します。
国旗クイズでは卓上旗がスーパーヒントに!
世界12か国から研修員が来るということで、クイズ担当係がそれぞれの国を調べて「クイズ」をつくりました。問題は各国1問ずつで全12問。各担当国のクイズを作った児童が出題し、わかった児童が答え、正解または説明をその国の研修員が伝えました。国旗や首都、伝統的な朝食や有名な食べ物等、みなさん興味しんしんです。研修員のみなさんは児童が自国に興味をもってくれたことを喜んでいました。途中「国旗クイズ」では、研修員が持参した卓上旗がヒントになり「スーパーヒントだ!」と盛り上がる場面も。こうしてお互いに距離が近づいてから、各教室へ移り日本文化体験を行いました。
「日本語教室」も!児童が丁寧に教えてくれます!
6年1~3組の各教室に用意された「日本文化体験」は、それぞれクラスの特徴が出ていて魅力的な「体験」がたくさん用意されていました。けん玉では研修員が見事成功できたことを全員で喜ぶ姿が見られました。書道は靴を脱ぎ畳に座り筆を持つスタイルで、見本は「天才」という文字。研修員は神妙な表情で書道をしていました。日本語教室は英語でコミュニケーションをとりながら日本語を教えていたのが本格的でした。かるた、百人一首、金魚すくいなど、数えきれないほどの体験があり、中でも人気を集めていたのが「おみくじ」でした。「大吉はベリーラッキー」とリズムよく英語で説明する児童に研修員も楽しそうに耳を傾けていました。どの体験も研修員のことを考え工夫されていて、研修員も夢中になり時間が足りない様子でした。
体育館はコンサート会場に!
今回交流が始まる前に、サプライズとして学校が用意してくれたのは、6年生全体の合奏「Paradice has no border」でした。「音楽の楽園に国境はないという思いでつくられた曲です。お聞きください」と司会の挨拶がありスタートした演奏は、まるでコンサートのように、それぞれが担当している楽器を全身を使って楽しそうに演奏しているのが印象的でした。小学生とは思えない演奏で「本当に小学生なの?」と研修員も驚いていました。まさに「たとえ言葉が通じなくても、音楽を通して通じあえるもの」でした。山鼻小学校児童のコミュニケーション能力は素晴らしく、英語や日本語、ジェスチャーなど多様な表現で充実した異文化交流となりました。最後は、研修員から歌と踊りのプレゼントがあり一緒に踊り、両者にとって想い出に残る交流となりました。
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