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JICAと北海道大学が連携協定を更新

2025.07.01

署名を行うJICA 田中理事長(左)北海道大学 寳金総長(右) 

JICAと北海道大学は2025年6月12日(木)に北海道大学にて、2020年7月に締結した連携協定の有効期間が満了することを受け、同大学と協定の更新を行いました。2005年の締結から今回で4回目の更新となります。

この5年間では、長期・短期研修員約300名の受入れや、現役大学生を含む関係者30名以上を海外協力隊として派遣しています。その他にもJICA事業への専門家の派遣、インターンとしての学生派遣連携、途上国でのプロジェクト実施等、連携実績は道内大学の中で最多となっています。
北海道大学との協力で最も長期に渡るものはザンビア大学獣医学部です。JICA の技術協力をきっかけとして、ザンビア初となる獣医学部設立に寄与しました。約 40 年にわたる支援を続け、現在までに 400 人以上の卒業生を生み出し、ザンビアの畜産業の基礎を支えています。また、ボリビアで実施中の草の根技術協力では持続的な農業生産システム確立を目指し、北海道大学のリソースを活用して日系人社会の支援を行っています。同事業がボリビアで注目されていることを受け、2025 年 6 月 24 日~27 日に開催されるラテンアメリカ・カリブ地域最大規模の第 24 回南米土壌学会で基調講演を行うことになりました。
このように、JICA と北海道大学の共創による事業が世界各地でのインパクトを広げています。
今回の連携協定更新によって、今後も長期にわたり、相互に発展的な関係を構築していくことを JICA と北海道大学双方が確認し、地域の発展と国際的な貢献の両立にむけて意欲を示しました。

【JICAと北海道学との連携協定】
1. 署名者
JICA理事長   田中 明彦
北海道大学総長 寳金 清博

2. 連携協定の期間
2025年7月1日から5年間

3. 連携協定の内容
(1)JICA 研修員・留学生の受入れ及びそのための協力
(2)教員、職員、特別研究員等の専門家及び調査団への派遣
(3)学部学生及び大学院学生の青年海外協力隊等 JICA 活動への参加に対する支援
(4)北大による JICA 活動と連携した教育・研究活動等の実施及び北大関連事業へのJICA 職員の参加、その他の人事交流
(5)JICA におけるインターンシップ学生の受入れ
(6)海外での連携協力事業の実施
(7)施設の相互有効利用
(8)前各号に掲げるものの他、双方が合意する事項

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