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JICAと名寄市が海外協力隊グローカルプログラム(帰国後型)実施覚書を締結

2025.07.14

名寄市 橋本副市長(左)JICA 小林理事(右) 

 名寄市は外国人材の受入れを積極的に進めており、彼らへの日本語教育の支援として「にほんごひろば」を通じて市ぐるみで交流の場の提供を行っています。JICAは海外協力隊経験者を名寄市に紹介することで、日本語教育を始め、外国人が生活しやすい環境作りを整備する人材を、名寄市が雇用できるよう、この取組の継続を側面支援します。
 名寄市橋本副町長からは、同市では介護分野中心に外国人材の受入れを推進し、安心して働ける環境づくりを進めており、今次覚書締結も踏まえてJICAと連携して共生社会構築を更に進めていきたいという旨の発言がありました。
 これに対し、JICA小林理事からは、2023年の開発協力大綱で海外の経験や価値を国内にも環流すること謳われるようになり、国際協力を通じた地域連携のモデルとして名寄市と共に取り組んでいきたい、海外協力隊員は、自身がマイノリティの経験も持つため、道庁や市が推進する地域日本語の現場でその経験も活かしてほしい旨の発言がありました。
 このような形での連携強化は、帰国隊員の地域への環流を促すと共に、開発協力と多文化共生、地域日本語に資する人材育成のための今後の地域連携の新たな共創モデルとなり得るものであり、今後同様の取組みを他の自治体においても広げていく予定です。

【連携内容】
(1) 署名式
日 時:2025年6月13日(金)
場 所:北海道名寄市役所
署名者:北海道名寄市長 加藤剛士 、JICA理事 小林広幸
(2) 主な連携事項
 JICAボランティア事業を通じて国内外の課題に貢献できる人材を育成するため、JICA海外協力隊経験者による名寄市におけるJICA海外協力隊グローカルプログラム(帰国後・地域おこし協力隊型)の実施、地域内における社会還元の促進に関すること。

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