「Ezo探究-festival」に参加してきました
2026.02.05
北海道の高校生が、「総合的な探究の時間」での学びを発表する、「Ezo探究-festival」が、1月31日(土)に北海道大学学術交流館で開催されました(主催:北海道教育委員会、国立大学法人北海道大学)。高校生らしい発想で、地域や世界の課題解決を提案する、素晴らしい発表がありました。JICA北海道は、グローバルに関わるテーマを対象とした「グローバル課題探究賞」の審査に協力しました。
ポスター発表の様子
「Ezo探究-festival」は、北海道教育委員会が進める「BRIDGE構築事業」の一環として開催され、道立高等学校などで行われている探究型学習の普及と充実を目指すイベントです。
今年は、全道から選ばれた33チームが参加し、ポスター発表を通して自分たちの考えや取り組みを披露しました。
発表内容は、外国人旅行客のマナー向上を目指したゲームアプリの開発、魚の骨をクレヨンにアップサイクルする取り組みなど、多彩でユニークなものばかり。どのチームのテーマにも、「地域や地球環境をより良くしたい」という思いが込められていました。また、近年増えている、地域で働く外国人の方々との交流を深め、災害時の連携にもつなげたいと、町民との交流イベントを企画した発表もあり、若い世代が多様な社会のあり方について真剣に考えていることが伝わり、とても心強く感じました。
そして何より心を打たれたのは、生徒たちの堂々たるプレゼンテーションです。限られた時間の中で、論理的かつ説得力のある流れでまとめ上げた発表は、思わず引き込まれる内容でした。さらに、時間をぴったり使い切る緻密な説明や、難しい質問にも落ち着いて答える姿は圧巻でした。
日本の未来を担う彼ら彼女らの可能性に、強い期待を感じる時間となりました。
フェスティバルの最後には、情報収集・整理分析力、課題解決力、実行力など、7つのテーマに基づく受賞チームが発表されました。JICA北海道センターの中川所長は「グローバル課題探究賞」のプレゼンターを務め、受賞校には北海道松前高等学校が選ばれました。同校は、地域の魅力を外国人旅行者に効果的に伝える「体験型観光」を提案し、地域の活性化を目指したアイデアが高く評価されました。
なお、受賞には至らなかったものの、何れの発表も甲乙つけがたい内容ばかり。参加チーム同士の積極的な交流も見られ、お互いのアイデアが掛け合わされることで、新たな発想が生まれる場面もありました。それぞれの探究が出会い、つながり、新たな一歩を生み出す貴重な場となっており、私たちも高校生たちの姿から多くのエネルギーをもらいました。
今後も、様々な取組に挑戦する高校生たちを応援、協力しながら、互いに学び合い、切磋琢磨していければと思います。
◆関連リンク
北海道教育委員会「BRIDGE構築事業」
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