研修員が日本の伝統食文化を体験!<スリランカの研修員がそば打ちに挑戦>
2026.02.13
2026年2月7日、JICA北海道(札幌)にて、「そば打ち体験国際文化交流会」を開催し、青年研修「高齢者支援・介護(介護人材の育成)」で来日しているスリランカの研修員8名が参加しました。本プログラムは、全麺協北海道支部の皆様のご協力のもと、日本の代表的な食文化である“手打ちそば”を実際に作り、味わいながらその背景にある文化を理解することを目的としたものです。
研修員は、講師の丁寧な指導を受け、粉の状態からそばを打ち上げるまでの一連の工程を体験しました。初めて触れる日本の食文化に、参加者は終始興味深そうに取り組み、本格的なそば作りの奥深さを実感している様子でした。
【写真①:そば打ち講師の皆さんと研修員の集合写真】
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.手打ちそばの実践
講師によるそば打ちの模範演技から体験はスタート。講師の巧みな手さばきに、研修員からは驚きと歓声が上がり、日本の伝統技術への関心が高まる様子がうかがえました。その後、参加者は4グループに分かれ、粉を混ぜる工程である“水回し”から生地をまとめ、伸ばし、切るところまで、そば作りを体験しました。どの研修員も集中して作業を進めていました。特に印象的だったのは、研修員の作業の上手さです。講師も「初めてとは思えないほど上手」と驚くほどでした。
スリランカでは日常的に、手でこねて作るココナッツロティという料理があり、その工程がそば打ちと似ていることから、研修員は抵抗なく作業に取り組むことができたようです。最後の“そば包丁で麺を切る工程”は、スリランカにはない調理方法ということもあり、緊張しながらも参加者全員が楽しそうに挑戦しました。
【写真②:粉をふるう工程を体験する研修員】
【写真 ③ :生地をのばす様子】
2.JICA
北海道(札幌)の共同キッチンでの試食タイム
そば打ち体験後は、共同キッチンに移動し、研修員自身が作ったそばを茹でて試食しました。蕎麦は研修員全員が“人生で初めて食べる日本食”。最初は箸の使い方も含めて緊張した様子でしたが、次第に笑顔も増え、興味深そうに味わっていました。初めての味に戸惑いながらも、「おいしい!」、「不思議な味だけど好き」とさまざまな感想が聞かれ、会場はとても和やかな雰囲気に包まれました。
試食後には研修員から講師へのお礼を込めて、スリランカの紅茶がふるまわれ、日本とスリランカの文化が自然に交わる温かな時間となりました。
【写真④:講師とともにそばを切る工程】
体験を終えた研修員からは、次のような感謝の言葉が寄せられました。
「スリランカでは体験できない貴重な機会でした。日本の文化を知るだけでなく、とても楽しい時間を過ごすことができました。」中には、「スリランカに帰ったら家族にもそばを作ってあげたい!」と笑顔で話す研修員もおり、日本の食文化に興味を持ったことが伝わってきました。
今回のそば打ち体験は、研修員にとって“知る・作る・味わう”を通じて日本文化を身近に感じる貴重な機会となりました。初めて触れる独特の食文化を通じて、日本への理解が深まり、研修員や講師との交流も深まった非常に有意義なプログラムとなりました。
今後も、このような文化体験を通じて相互理解を深め、研修員の短い日本滞在をより豊かなものにしていきたいと考えています。
<関連リンク>
研修員受入事業 | 日本国内での取り組み - JICA
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