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世界とつながる進路の選択肢:市立札幌開成中等教育学校SSH研究成果報告会で、国際協力分野のキャリアを紹介しました

2026.04.07

2026年3月18日(水)に、市立札幌開成中等教育学校で、令和7年度スーパーサイエンスハイスクール(以下、SSR)研究成果報告会『未来サイエンスブース-企業・大学・OB/OGが語る科学の最前線-』が開催されました。
同イベントは、SSHの取組の一環として、生徒一人ひとりの科学的な探究力や論理的思考力を育むとともに、将来の進路や学びについて主体的に考える機会を提供することを目的に実施されています。当日は、生徒に加え、保護者や教育関係者も参加し、会場には1,000名以上が集まり、活気にあふれていました。

卒業生や専門家が語る仕事のリアル・研究の最前線

活気あふれるイベント会場

会場には、同校の卒業生をはじめ、トヨタ自動車株式会社、北海道大学、フュージョン株式会社、JICA北海道等の展示ブースが並び、仕事の実際や大学での学び、博士課程進学、最先端の研究内容など、多様な進路が紹介されました。
生徒さん達が、展示を見たり説明を聞いたりしながら、研究者や社会人の方々と直接対話し、進路や将来の学びについて熱心に質問する姿が、数多く見受けられました。生徒さん達にとって、先輩方の体験談は、将来を考えるうえで大きな刺激となっていたように感じられました。

JICAブースでは国際協力の現場をご紹介しました

JICAブース

JICAのブースでは、世界各国で活動するJICA海外協力隊の取組や、国際協力の現場をご紹介しました。
同校卒業生であるJICA海外協力隊経験者が、自身の体験をもとに、国際協力の仕事について語りました。同氏はJICA海外協力隊としてウズベキスタンに派遣され、日本語教育に携わった経験を持ち、海外で暮らし働く中で感じた国際協力のやりがいや難しさを、具体的なエピソードを交えて紹介しました。自分の知識や技術、経験をどのように海外で生かせるのか、協力隊参加によってどのように視野が広がったのかといった話に、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。将来、JICA海外協力隊への参加を考えている生徒からは、「世界を舞台に活躍するという選択肢を、より身近に感じることができた」といった感想も聞かれました。

アプカスさんの事業紹介

また、JICAブースでは、スリランカ民主社会主義共和国を中心に、持続可能な地域づくりに取り組んでおられる、NPO法人アプカスさんの活動紹介も行いました。
アプカスさんは、農業支援や障がい者支援など、現地のニーズに即した多様な事業を企画・運営しておられます。
ブースでは、「ソーシャルビジネス」の実例を通じて、途上国が抱える貧困、雇用、地域格差といった課題を、支援だけでなくビジネスの力で解決していく実践的なアプローチが紹介されました。
草の根レベルの技術協力や、地域住民が主体となる開発支援の事例を通じて、国際協力が決して遠い世界の話ではなく、身近な課題解決の延長線上にあることが伝えられました。SSHの探究学習とも関連づけながら、「課題を見つけ、考え、行動する」ことの大切さを学ぶ機会にしていただけたのではないかと考えています。

国際協力への一歩を踏み出すきっかけに

JICAブースでは、生徒さん達に、国際協力には決まった道があるわけではなく、教育、ビジネス、地域活動など、さまざまな分野や関わり方があることをご紹介し、海外での生活や仕事を通じて感じたやりがい、悩み、学びを、具体的なエピソードとともに語ることで、国際協力を特別なものではなく、「自分にもつながる選択肢である」ということをお伝えました。
今回のイベントが、生徒さん達一人ひとりが社会や世界に目を向け、自分なりの関わり方を考え探し続ける第一歩となり、「いつか自分も国際協力に関わってみたい」と思う人が一人でも増え、将来一緒に取り組むような日が来ることを楽しみにしています。

◆関連リンク
SSH研究報告会①(3月18日) - 市立札幌開成中等教育学校
SSH研究報告会② - 市立札幌開成中等教育学校  

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