2026年度 JICA研修員学校訪問 札幌市立前田小学校(2026年6月)
2026.09.07
JICA研修員学校訪問は、学校現場における国際理解教育支援の一環として、地域の児童・生徒と、主に開発途上国から来日しているJICA研修員との交流の機会を提供する事業です。
本事業では、研修員との交流を通じて、児童・生徒の開発途上国や異文化への興味・関心を高めるとともに、国際理解を深め、将来的な国際協力への意識を育むことを目的としています。
東ティモールのオキーさんとけん玉を楽しむ児童たち
2026年6月29日にJICA北海道の研修員受入事業「森林リモートセンシング」の研修コースで学んでいるバングラデシュ、カンボジア、カメルーン、ケニア、ラオス、東ティモールの研修員6名が札幌市立前田小学校を訪問しました。東ティモールのオキーさんは、柔らかい声で、ギターを弾きながら、前田小学校の児童のために東ティモールの民謡を歌ってくれました。あまりにも優しい歌声に児童から「アンコール!」の声が鳴り止みませんでした。
ケニアについて紹介し、日本の伝統的な遊びを児童と楽しむカトンゲさん
まずは、研修員がそれぞれ6つのブースに分かれて、自国の食文化や学校、スポーツの状況などについて児童に紹介してくれました。
ケニアのカトンゲさんは、自国の豊かな自然や動物について紹介してくれました。また、ケニアやタンザニアなどの東アフリカの公用語で「焼いた肉」を意味する、国民的な炭火焼き肉料理の「ニャマチョマ」や学校での豆を中心とした給食についても紹介してくれました。更にケニアを代表する陸上のキピエゴン選手が子どもを育てながら、2025年の東京世界陸上にて史上初の3連覇を達成したことは、ケニアにおける女性のスポーツでの活躍実績として、カトンゲさんも誇りに思っていると教えてくれました。
児童たちは、もっと研修員の国について知りたいという思いで、たくさん質問をし、研修員も嬉しそうに回答していました。
児童たちが日本の伝統的な遊びを研修員に紹介してくれました
ラオスでもみんなにコマを広めたいと思うトゥックさん
研修員の国紹介の後は、今度は児童たちがけん玉や折り紙、輪投げ、コマなどの日本の伝統的な遊びを研修員に紹介してくれました。児童がとても上手にけん玉遊びをするので、バングラデシュのメヘディさんも、児童に教えてもらいながら一生懸命、けん玉に挑戦しました。
ラオスのトゥックさんは、日本の伝統的なコマ遊びに挑戦しながら、児童の皆さんが丁寧に粘り強く教えてくれるので、ラオスでもみんなにコマを教えたいと思ったそうです。研修員も児童もみんな気がついたら通訳なしで交流しています。言葉が通じなくても、思いは伝わっていた様子でした。
よさこい踊りでの大歓迎を受けた研修員たち
最後に児童のみなさんが研修員のためによさこいを踊ってくれました。児童のみなさんは心を込めて精一杯踊ってくれたので、研修員にとって、忘れられない最高の日本の思い出となりました。
研修員のお礼の言葉にじっくりと耳を傾ける児童たち
花道をくぐるカメルーンのボニトさん、とても幸せそうでした!
ラオスのトゥックさんが、前田小学校の皆さんに対し、日本の伝統的な遊びを一緒に楽しんだこと、よさこい踊りをみんなで力を合わせて踊ってくれたことなどへの感謝の気持ちを伝えました。「みなさん、私たちの国を是非、訪問してください!」と伝えたので、児童のみなさんの中から将来、研修員の国で国際協力に貢献する人材が現れるかもしれません。
交流の最後は児童の皆さんが花道を作って、研修員を送り出してくれました。花道を研修員が通り終えると、また、児童の皆さんが走ってきて、その先に花道を作ってくれて、遂に花道は玄関まで届きました。前田小学校の皆さん、元気に温かく研修員のみなさんを迎えてくれてありがとうございます。花道をくぐる研修員は、これからの日本の未来に明るい希望を感じたそうです。