「世界ふれあいひろば2026~30年の歩みに感謝をこめて~」を開催しました!
2026.09.10
2026年8月29日(土)、JICA北海道(札幌)と札幌国際交流館(リフレサッポロ)を会場に、国際交流イベント「世界ふれあいひろば2026」を開催しました。
当日は約1,200名と多くの来場者が会場を訪れ、さまざまな文化体験やステージプログラム、展示、交流企画などを通じて、世界の多様な文化や人々とのつながりを楽しみました。
JICA北海道、札幌市、札幌国際交流館の三者共催のもと、また、120名を超える関係団体やボランティアの皆さまにもご協力いただき、国際交流や国際協力を身近に感じられる一日となりました。
左から札幌市総務局国際部 烝野部長、JICA北海道センター 中川所長、札幌国際交流館 櫻井館長
開会にあたり、共催者による挨拶がありました。
JICA北海道と札幌国際交流館は2026年度に設立30周年という節目を迎えます。挨拶では、この30年間にわたり、地域と世界をつなぐ拠点として、市民の皆さまや関係団体、海外から訪れる方々との交流の場を提供してきた歩みが紹介されました。
また、札幌における国際交流の発展に寄与してきた両施設の役割に触れながら、これまで支えてくださった地域の皆さまへの感謝の言葉が、札幌市長からのメッセージとして紹介されました。
「世界ふれあいひろば2026」は、こうした30年の歩みを振り返るとともに、参加者一人ひとりが世界とのつながりを身近に感じる機会として開催されました。
「北星学園大学~廻~」によるYOSAKOIソーラン演舞
地原講師によるDance★ Let's have fun together!
北海道を舞台にサンバを楽しむ〝アルコイーリス〟によるサンバダンス
HTBアナウンス部で結成された「onちゃん おはなし隊」から、福地アナウンサーと菊地アナウンサーが来場!
ラ・ゾーヌによるフランス少数民族音楽の演奏
「世界ふれあいひろば」でメインプログラムとなるのは、中庭ステージの演目です。さまざまな国や地域の文化を感じられる多彩なプログラムが披露され、多くの来場者でにぎわいました。
北星学園大学との大学連携事業の一環として、同大学のYOSAKOIソーランチームが迫力ある演舞を披露し、会場を大いに盛り上げました。また、札幌国際交流館の指定管理者であるセントラルスポーツ株式会社においてダンス講師を務める地原講師によるズンバでは、世界各地の音楽に合わせて来場者も一緒に体を動かし、世代を問わず楽しめる時間となりました。
さらに、北海道を拠点に活動するサンバチーム「アルコイーリス」による華やかなパフォーマンスや、HTBアナウンス部によるバナナペーパーを使った紙芝居を通じてSDGsについて楽しく学ぶ「onちゃんお話し隊」のほか、「onちゃんおはようたいそう」では子どもたちも参加し、会場に笑顔が広がりました。
このほか、ラ・ゾーヌによるフランスの少数民族音楽の演奏も披露され、来場者は普段なかなか触れる機会のない音楽文化を楽しみました。
音楽やダンスを通じて国や地域を越えて交流する中庭ステージは、多様な文化の魅力に触れることができる場となり、多くの来場者の拍手に包まれました。
映画上映の様子
体験談の様子
「心が動いたら、それがスタート!映画で知るJICA海外協力隊」では、元JICA海外協力隊員で「水の導化師」として活躍された不破央(ふわ ひさし)さんをお招きし、映画の上映と体験談、元協力隊員3人を交えてのパネルトークを行いました。
上映した映画は、元競泳選手の不破さんが水中パフォーマーを引退するまでの10か月を追いながら、その半生を振り返るドキュメンタリーです。
不破さんは競泳選手を引退後、JICA海外協力隊としてグアテマラへ派遣され、現地の子どもたちへの水泳の指導を行いました。
この経験が表現することに興味を持つきっかけとなり、後の「水の道化師」としての活動へとつながっていきます。
上映後の体験談では、不破さんご本人からグアテマラでの協力隊経験や、それがその後の活動に与えた影響についてお話しいただきました。
続くパネルトークでは、不破さんを含む元協力隊員4人が○×形式の質問に回答しながら、それぞれの経験を紹介しました。
同じ協力隊経験でも回答が分かれる場面が多く、活動やそこで感じることの多様さが伝わる内容となりました。
JICA海外協力隊には20歳〜69歳まで(応募時)の日本国籍をお持ちの方はどなたでもご応募可能です。
JICA海外協力隊への参加を迷っている方も、心が動いたら、一歩踏み出してみませんか?
フィリピンやナイジェリア、ブラジルの文化に触れながら、JICA研修員との交流を楽しみました!
「北海道で学ぶJICA研修員と交流しよう!」プログラムでは、北海道で学ぶJICA研修員(※北大の留学生)と地域の皆さまが交流し、世界の文化に親しむプログラムを実施しました。前半の「研修員の国と遊びの紹介」では、フィリピン出身の研修員2名が、自国の文化や暮らしについて紹介しました。
その後、フィリピンの伝統遊び「PIKO」(※けんけんぱに似ているゲーム)を参加者全員で体験し、子どもから大人まで一緒になって楽しみました。続いて行われた卓球交流では、研修員と参加者がラリーを通じて交流を深め、言葉の壁を越えたコミュニケーションが生まれました。
「世界の音楽とダンスを楽しもう!」では、フィリピンの音楽や文化の紹介に続き、研修員によるオリジナル楽曲の歌唱が披露されました。続いて、ナイジェリアの伝統ダンス体験が行われ、参加者は音楽に合わせて体を動かしながら異文化に触れました。
最後は、ブラジル出身の日系研修員による音楽とダンスの紹介が行われました。来場者も一緒に踊りながら交流を楽しみ、会場は大いに盛り上がりました。国ごとに異なる文化の魅力を体感できる機会となりました。
参加者からは、「さまざまな国の文化を身近に感じることができた」「言葉が通じなくても楽しく交流できた」などの声が寄せられ、国際理解を深める貴重なひとときとなりました。
小さなお子さんもJDRユニフォームを着て隊員に変身しました!
国際緊急援助隊(JDR)の活動紹介ブースは、7月のベネズエラ地震や2023年2月のトルコ・シリア地震で派遣された際の写真や動画の上映に加え、JDRのユニフォームの試着体験などで盛り上がりました!また、東日本大震災の時に、開発途上国から日本へ届けられた支援物資を紹介したパネル展示には、たくさんの人が熱心に見入っていました。そして今回は、実際に被災地に派遣された2名のゲストによる講演も行われました。海上保安官の江口康平さんは、中国四川省で起きた地震災害の救助チームとして派遣。阪神・淡路大震災の経験をきっかけに「困った人を助けたいという思いは万国共通」と、隊員になるきっかけのお話をしてくださいました。医療チーム隊員として2023年のトルコ地震で派遣された塩見猛さんからは、現地到着後のテント設営や資機材搬入から診療を始めるまでの緊迫した流れや派遣中の隊員の様子について、現地の写真を交えながら紹介いただきました。また、こうした活動に関心のある来場者の方に経験者からのアドバイスも頂きました。普段テレビやインターネットで目にする災害のニュース。その裏側では、多くの人が力を合わせ、国境を越えて支援活動を行っています。今回のJDRブースは、楽しみながら国際協力を身近に感じ、その大切さを知ることができる貴重な機会となりました!
モンゴルポーカーを楽しむ参加者
開発教育プログラム「あそんで発見!世界とわたしたち」では、昨年の教師海外研修参加者が作成した「モンゴルすごろく」「モンゴルポーカー」羊やヤギの骨を使ったモンゴルの伝統的な遊び「シャガイ」を楽しみました。
すごろくの体験ミッションで民族衣装を着て写真を撮ったり、遊牧民の家「ゲル」を組み立てたり、クイズや体験を通してモンゴルを前よりも少し身近に感じられるようになったようです。すごろくだけでなくポーカーも大人気!ほかのブースを回ってからまた戻ってきてくれるリピーターも続出で大賑わいでした。
会場内ではモンゴルに関する展示も実施、子どもたちが遊んでいる間、大人は展示やシャガイを楽しんでいるようでした。遊びに来てくれた皆さん、ありがとうございました!皆さんにとって、モンゴルが「いつか行ってみたい国」になっているといいな。
ボルネオの森を色塗り
ディンプルアートは、自動車のフロントガラスの廃材から生まれた環境にやさしい絵の具を使ったアートです。イベント当日は、多くの来場者の皆さまに色塗りにご参加いただき、ディンプルアート作品「ボルネオの森」を完成させることができました。
テーマの「ボルネオの森」は、JICA北海道が実施する草の根技術協力事業に関連したものです。同事業では、旭川市旭山動物園の協力のもと、マレーシア・サバ州でボルネオゾウの保全や人と野生動物が共生できる環境づくりに取り組んでいます。
完成した作品には、ボルネオゾウをはじめ、オランウータンやテングザル、ラフレシアなど、ボルネオ島を象徴する動植物が描かれています。
「ボルネオの森」はJICA北海道内レストラン「地球こうさてん」入口に展示します。塗り絵に参加された方も、参加できなかった方も、ぜひ会場でご覧ください。森の中に隠れたさまざまな動植物も探してみてください。
椅子に座ってお茶体験
北海道JICA海外協力隊を育てる会の協力のもと、和室では浴衣着付け体験と茶道体験を実施しました。
茶道体験には約170名、浴衣着付け体験には約130名が参加し、多くの来場者でにぎわいました。
外国人参加者の姿も多く見られ、浴衣や茶道を通じて日本文化に親しみながら、国籍や世代を超えた交流の場となりました。
世界の食べ物やワインが楽しめた中庭ブース
ワークショップ系が多く集まったJICAロビー側ブース
主に物販系が集まったリフレロビー側ブース
今年は17の団体にご協力いただき、開発途上国のハンドメイド雑貨やフェアトレード商品の販売、国際交流員との交流、子ども向けゲームなど、多彩なブースを出展いただきました。会場では、商品の購入がどのように生産者の支援につながるのか、どのような背景や想いのもとで作られているのかについて、来場者が熱心に耳を傾ける姿が見られ、国際協力や持続可能な消費について理解を深める機会となりました。また、中庭ではJICA海外協力隊経験者の協力による途上国支援チャリティパンの販売や、世界各国のワインを楽しめるブースも出店され、多くの来場者で賑わいました。食を通じて世界の文化や人々とのつながりを感じることができる場となり、会場には終日活気があふれていました。
色々な国の食べ物が楽しめました!
JICA北海道センター内のレストラン・カフェ「地球こうさてん」では、イベントに合わせた特別メニューを提供しました。
世界各国の料理や飲み物を楽しめるレストランは、多くの来場者でにぎわい、開場後すぐにレストランへ足を運ぶ方も多く見られました。
今回は、エチオピアのソテーやチャージョーなどの世界のメニューを提供し、特に人気を集めたメニューは早い時間に完売するほどの盛況ぶりでした。食を通じて異文化に触れながら、それぞれの国や地域への関心を深める機会となりました。
食は文化を知るための身近な入口です。今回も多くの皆さまに、“おいしい国際交流”を楽しんでいただくことができました。
カメルーンの帽子がお似合いです
毎年恒例の、会場内に掲示された世界のクイズに答えると世界のお土産がもらえる人気企画を「ワールドクイズラリー」を今年も開催しました。先着500名の参加者がヒントを頼りに楽しく挑戦し、ゴールにたどり着いた方には、世界各国のお土産を景品としてお渡ししました。色とりどりのキーホルダーや民芸品、アジアやアフリカの布、食器など、国や文化の個性が感じられるバラエティ豊かな品々が並びました。珍しいものも多く、「これももらっていいの?」「面白いものがたくさんあって迷う!」といった声が聞かれ、子どもから大人まで楽しそうに選ぶ姿が見られました。終始盛況で、毎年参加してくださる常連の方々にも多くご来場いただきました。
ドイツ語プログラムの様子
ニュージーランドの「ポイ」
語学教室ではドイツ語、ニュージーランド語、中国語の3講座を開催いたしました。ドイツ語では果物の名前や色・形をテーマに学び、参加者同士の交流の楽しみながら和やかな時間となりました。
ニュージーランド講座では伝統的な遊び「ポイ」や「ティラカウ」を体験。言葉だけでなく身体も動かしながら楽しく文化に触れました。中国語講座はお子様の参加が多く、中国語のあいさつや身近な言葉に親しみながら、幅広い世代が楽しめる講座となりました。こちらも大変好評でした。
ライラックホールにてパラスポーツ体験会を開催いたしました。
パラスポーツとは、障害のある人が参加するスポーツ、または障害の有無にかかわらず誰もが楽しめるよう工夫されたスポーツの総称です。
当日は老若男女問わず、多くの方が来館があり、ボッチャ・フライングディスクの2種目を体験していただきました。初めて挑戦する方も多く、楽しみながらパラスポーツに触れる機会となりました。
会場には笑顔や歓声があふれ、一時は体験を待つ行列ができるほどの大盛況。多くの皆さまにご参加いただき、大変好評のうちに終了いたしました。
どこに行っても大人気なonちゃんでした
イベント開始前、onちゃんが受付近くのステージ周辺に登場すると、多くの来場者が集まり、記念撮影を希望する方々の列ができました。
開催中も館内各所に姿を見せ、そのたびに「onちゃんだ!」という声が上がり、自然と人だかりができるなど、その人気ぶりがうかがえました。
会場では子どもから大人まで多くの方々がonちゃんとの交流を楽しみ、元気いっぱいのパフォーマンスがイベントをさらに盛り上げました。
世代を問わず愛されるonちゃんは、来場者の笑顔を引き出しながら、夏の思い出に残る楽しいひとときを演出してくれました。
モンゴルすごろくで参加者に笑顔で説明する学生ボランティアさん
当日は、酪農学園大学(国際交流サークルSukaRela)、北海道大学(国際交流サークル「結」)、北星学園大学から、計19名の学生ボランティアの皆さまにご協力いただきました。
学生の皆さまは、来場者の方々とモンゴルすごろくを楽しんだり、研修員と一緒にダンスに参加したりしながら、イベントを盛り上げてくださいました。また、各プログラムの案内や呼び込みにも積極的に取り組んでいただきました。
来場者の皆さまに笑顔で声をかけ、楽しんでいただけるように活動する姿がとても印象的で、大変心強い存在でした。ご協力いただいた学生ボランティアの皆さま、本当にありがとうございました。
最後は関係者の皆様と一本締めで成功を祝い、イベントを締めくくりました。
今年も「世界ふれあいひろば」には、多くの方々にご来場いただき、国籍や世代を超えた出会いや交流が生まれました。
体験、学び、食、音楽など、さまざまなプログラムを通じて、世界の多様な文化や価値観に触れる機会となり、それぞれが新たな発見や気づきを得られた一日だったのではないでしょうか。
ご来場いただいた皆さま、ご協力いただいた関係団体の皆さま、ボランティアの皆さまに心より感謝申し上げます。
これからもJICA北海道は、地域の皆さまと世界をつなぐ機会を大切にしてまいります。また来年、皆さまとお会いできることを楽しみにしています。