(香川)アイパル・JICA映画祭「ベトナムの風に吹かれて」を開催しました!
2022.07.04
6月12日(日)アイパル・JICA映画祭「ベトナムの風に吹かれて」を開催しました。この映画祭は、映画を通じて途上国の多様な文化や世界観に対する理解を深めることを目的に、香川県国際交流協会とJICA四国で実施しています。
今回のプログラムでは、ベトナム・ハノイに暮らす日本語教師が認知症の母親との暮らした日々を綴った原作を基に映画化された「ベトナムの風に吹かれて」の上映、ベトナムで活動したJICA海外協力隊の体験談や映画原作者の小松みゆきさんと会場をオンラインで繋ぎ講演をいただきました。
看護師としてベトナムの総合病院に派遣された大森美和さんは、医療安全の業務に従事し、5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)等の様子を写真で分かりやすく説明いただきました。また、クイズを交えながらベトナムの食文化や行事を紹介いただき、民族衣装であるアオザイを着ておられたので、会場にいた方はベトナムの雰囲気を味わえたのではないでしょうか。
1992年に日本語教師としてベトナムに渡り、約30年間ベトナムで暮らした小松ひとみさんは、ベトナムで要介護の母親と暮らした日々を「越後のBaちゃんベトナムへ行く」として出版し、その後「ベトナムの風に吹かれて」として映画化されました。
講演では実際のお母様の写真などを紹介し、映画で起きたエピソードの実際はどうだったかという話や、現在の小松さんの活動などについても語っていただきました。
『勝手にシネマニア』パーソナリティーのお二人を交えたシネマトークでは、「ベトナムの風に吹かれて」を撮影された大森一樹監督の話でも盛り上がりました。映画撮影時の話などユーモアを交えて語っていただき、何度も会場から笑いや拍手が起き、楽しい講演となりました。
ベトナムと日本では対人関係の密度が違うため、ベトナム人は日本で疎外感を感じてしまう話や、海外に行って住む覚悟の話、帰国後の活動についてなど、会場の皆さんも興味深く聞かれていたようです。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
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