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世界と地域をつなぐキャリア、伊予グローカルプログラム参加者によるJICA海外協力隊&地域おこし協力隊経験報告会を開催

2026.07.15

愛媛県伊予市では、2023年7月からJICA海外協力隊派遣前訓練の一環として「グローカルプログラム」が実施されています。伊予市グローカルプログラム第2期生の中山慎さん(派遣国:タイ/職種:野球)が2年間の海外協力隊の活動を終え、日本に帰国後、再び伊予市を訪問しました。2026年6月23日に伊予市で開催された帰国報告会には、協力隊の活動内容を聞こうと伊予市民、関係者など多くの方々が集まり、会場は「おかえりなさい」といった温かい言葉で溢れていました。

写真1:帰国報告会の様子

[中山慎さん]
中山さんは2023年10月から12月まで伊予市でのグローカルプログラムに参加し、下灘駅の活性化に取り組みました。駅舎を活用したお土産店の開設に向けて、駅利用者へのニーズ調査や駅構内のレイアウトの検討を行うなど、地域の魅力発信に尽力しました。そこで、「人の温かさや人と人とのつながりを強く感じた」と当時の活動を振り返りました。

JICA海外協力隊2023年度4次隊としてタイ・スパンブリー県に派遣された中山さんは、スポーツ専門の全寮制学校であるスパンブリー・スポーツスクールにて野球指導を行いました。甲子園出場や日本での指導経験を生かし、子どもたちと同じ寮で生活しながら食事を共にすることで、信頼関係を築かれたそうです。

主な活動内容は、野球の技術指導や練習メニューの作成でした。技術指導を適切に行うために、タイ語の学習も継続しました。また、練習メニューでは、基礎力の向上が必要だと感じつつも、野球の楽しさを伝えたいという想いを大切にし、一人一人の反応を見ながら工夫して取り組んだそうです。こうした活動が高く評価され、タイのナショナルチームの指導も任されるようになりました。

ポジティブで、真面目なタイの人々に多く支えられたという中山さんは、「タイの野球の発展のために全力を尽くしていきたい」と語りました。今後は再びタイを訪れ、2026年9月に名古屋で開幕される「第20回アジア競技大会」に向けて、タイの野球協会と契約のうえ、ナショナルチームの指導に携わる予定です。ぜひタイの野球チームにも注目し、中山さん率いる代表チームへ温かい応援をお願いいたします。タイのナショナルチームコーチが終わったら、またそのお話を伊予市のみなさんにしていただけるのを楽しみにしています!

写真2:野球の職種で協力隊派遣予定のグローカルプログラム実習生にアドバイスをする中山さん(写真右)

[梶幸平さん]
今回の報告会では併せて、今年の4月から伊予市の地域おこし協力隊として活動している梶幸平さんから、着任報告をいただきました。

梶さんは2023年7月に第1期生として伊予市のグローカルプログラムに参加し、その後、JICA海外協力隊として東ティモールに派遣され、青少年活動に従事しました。2026年に帰国後、現在は伊予市の地域おこし協力隊として、「多文化共生」をミッションに活動しています。

グローカルプログラムで伊予市に滞在した日々を振り返った梶さんは、伊予市でさまざまな体験をし、充実した日々を送ったことが、地域おこし協力隊としての活動を決意した最も大きなきっかけだと話しました。また、再び伊予市に戻り、仕事でこの地域に携われることをうれしく思うと語りました。

地域おこし協力隊における「多文化共生」のミッションについては、「多様な文化的背景を持つすべての人が、伊予市でより良い生活を送れるよう支援する仕事」と説明されました。現在は、日本語教室の運営補助、外国語による情報発信、国際交流事業などを担当しています。業務を通じ、海外協力隊として派遣国された東ティモールにゆかりのある方々とのつながりが生まれたり、同じ愛媛県内の東温市で活動する元地域おこし協力隊員が、JICA海外協力隊として東ティモールへ派遣される予定であることを知ったりする機会もあったそうです。また、地域おこし協力隊の研修では、他県で同じミッションのもと活動する隊員の中に、海外協力隊の派遣前訓練を共に受けた同期との再会もあったといいます。こうした人とのつながりに驚くとともに、今後の活動の中で再び協働できればと期待を寄せていました。

報告会では、梶さんの配属先である東ティモールの学校の生徒から寄せられたビデオメッセージも紹介されました。「また梶さんの授業を受けたい」という生徒たちの言葉からは、梶さんが熱意を持って協力隊活動に取り組み、多くの生徒から信頼を寄せられていた様子が伝わってきました。

また、地域おこし協力隊として再び伊予市に来たことで、まだまだ知らないことがたくさんあると気付いたそうです。以前、元隊員から聞いた「地域おこし協力隊とは、地域にもともと住む人々が築いてきた基盤があってこその『協力してもらい隊』である」という言葉を、改めて実感したそうです。 

最後に、「多文化共生」というミッションに対して自分には何ができるのかを考えながら、伊予市に関わるすべての人とのつながりを大切にし、自分なりの最適解を見つけていきたいと語り、熱意あふれる報告を締めくくりました。

写真3:2026年度から地域おこし協力隊として活動する梶さん

▼グローカルプログラムについて
JICA海外協力隊グローカルプログラム(派遣前型) | JICA海外協力隊

▼伊予市グローカルプログラムについて
伊予市/JICA海外協力隊グローカルプログラムの受け入れについて
伊予市公式HPグローカルプログラム受け入れ紹介! | 日本国内での取り組み - JICA
【インスタグラム】一般社団法人いよのミライカイギ

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