jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

【山形県】【ボランティア事業】東北初の大学連携覚書締結~山形大学とウズベキスタンの起業家・経営者育成支援~

2025.06.19

6月5日、山形大学において、JICA海外協力隊のウズベキスタンへの連携派遣に関する覚書を、山形大学玉手学長とJICA東北花立所長との間で締結しました。
東北地域の大学とのJICA海外協力隊連携派遣覚書締結は初めてです。

1 背景 
ウズベキスタンは、高い失業率(2018年以降10%程度)が継続しています。ウズベキスタン政府は、既存産業の収益力向上や起業家増などによる雇用機会創出・経済成長に努めているところですが、この政策の効果をあげるために、教育を通じて質の高い経営者を輩出することが国策として決定され、大統領令が発出されています。これに応えるために、山形大学が持っているノウハウを用いて、協力を展開しようとするものです。

2 目的
ウズベキスタンにおける起業家・経営人材の育成
山形大学がもつ「Yamagata yori-i(よりあい)project」の手法を用いてウズベキスタンの雇用創出と地域経済の活性化に寄与します。

3 連携期間  2031年3月末まで

4 派遣予定者数 年間8名(見込み)長期(原則2年)派遣者と短期(1,2か月)を組み合わせて派遣される見通しです。

5 期待される成果
この連携派遣によって、次の内容が期待されます。
(1)ウズベキスタンの経営者、起業家の実践的能力が向上することによって、起業する人が増えたり、経営の安定化や強化につながり、同国の経済の発展 に寄与すること。
(2)山形県の起業家、山形大学の学生の起業における実践力が増し、帰国後に山形県内で起業されたり、経営者として活躍されたりして、山形県の地域活性化にも資すること。
(3)ウズベキスタンと山形県の起業家・経営者・経済関係者・学生との交流・関係が強くなること。

JICAでは、共創、環流が最近の事業のテーマともなっています。山形県とウズベキスタンでの関係者が交流し、お互いを行き来したり、それぞれ進出しあったりという状況が生まれ、絆が強まっていくことになるよう、山形大学、山形県とともに事業を進めてまいります。

これからの5年間の活動にご期待ください!

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ