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宮城県丸森町とザンビアとの絆がつくる共創と環流

2025.07.23

今年JICAに入構した新人職員2名が、宮城県丸森町とザンビアとの交流について、長年関わってこられた丸森町耕野振興会の皆さんをはじめ、ザンビア・丸森町をつなぐキーパーソンからお話を伺いました!

耕野振興会の皆さんとボナベンチャーさん、JICA新入職員

耕野振興会の皆さんとボナベンチャーさん、JICA新入職員

「人の交流が、ザンビアと丸森町のネットワークを創っています。このつながりが、丸森町とザンビアとの課題を解決し、未来をつくるきっかけになっていると思います。例えば、ザンビアでは、過剰な日光により、農作物が思うように育たないといった課題もあるため、日本の技術と経験・知識のおかげで、ザンビア・ルサカの小規模農家の問題の改善、ひいては収入向上につながっています。」
ザンビアの農業事務所農業普及員ブロックオフィサーであるボナベンチャーさんは、新人職員にこう語ってくれました―。

遠く離れたアフリカの国・ザンビアと、丸森町がどうして繋がったのか…
そこには、2009年から始まった、JICAの技術協力プロジェクト(ザンビア国農村振興能力向上プロジェクト-RESCAP)、それに続く草の根技術協力事業がありました。農業をベースに両地域の人々との交流が、今も確かに続いています。

ボナベンチャーさんと丸森農家の方

ボナベンチャーさんと丸森農家の方

若者を対象としたキャンプの開催や日本の高校生によるザンビア訪問ツアーといったザンビアとの交流振興を通じて、町の子どもたちが海外のことに関心を持つようになり、将来の視野が広がるとともに、彼ら自身が異文化との交流の中で、丸森町のことを知るきっかけになっているようです。

丸森で収穫作業をするボナベンチャーさん

丸森で収穫作業をするボナベンチャーさん

丸森の石塚養蜂園で作業をするボナベンチャーさん

丸森の石塚養蜂園で作業をするボナベンチャーさん

丸森町内小学校にて子どもたちと交流するボナベンチャーさん

丸森町内小学校にて子どもたちと交流するボナベンチャーさん

お互いを尊重し、学び合う姿勢に、心が温かくなりました。
本活動は、今では他地区からの参加者も増え、その絆は丸森町内全体に活動が広がり、強固なものとなっています。

報告者:福原 玲於茄(JICAアフリカ部 アフリカ第一課)/谷川 真由(JICAガバナンス・平和構築部ジェンダー平等・貧困削減室)

これまでのプロジェクトの詳しい内容はこちらから!
https://www.jica.go.jp/domestic/tokyo/report/stocktaking/__icsFiles/afieldfile/2025/04/03/MC04_Marumori_1.pdf

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