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CRT栃木放送「地球はひとつJ」第123回は壬生町出身でネパールに派遣された山口健一さんの出演です。

2025.05.07

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CRT栃木放送「地球はひとつJ」第123回は壬生町出身、1997年にネパールに派遣され、現在、地域の自主夜間中学で活動されていらっしゃる山口健一さんが出演しました。

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協力隊参加のきっかけは?
――学生の頃から海外に興味はあったが、その場所で生活するということに憧れチャレンジしたいと思った。その頃人気だった猿岩石がやっていたバックパックを背負って現地を巡る番組にも影響を受けた。当時、教員採用試験に合格できずに落ち込んでいた時期だったが、駅構内に掲示されていた「君の力を待っている!」という協力隊の募集ポスターに勇気づけられ、応募に至った。

派遣国は?どんな活動を?
――ネパールの首都カトマンズからバスで2泊3日かかる山間の村落に赴任。理数科教師として小中学生に理科・算数を教えた。大学卒業後、社会人経験はないままに、初めての教職をネパールで経験。電気も窓ガラスもない教室に50~60人の生徒がいた。言葉が難しく、日常会話もままならない語学力で授業を行うことは、自分が大変だったというよりも、子どもたちに迷惑をかけたと思う。理科の道具が揃っていなかったため、言葉で説明をしなければならず大変であった。
また、理数科を教えるだけでなく、日本の歌「さくらさくら」や「おばけなんてないさ」をネパール語に訳して教えたりもしていた。3年前ネパール訪問時に、当時の教え子に再会したが、お母さんになった教え子が自分の子どもに「おばけなんてないさ」を歌っていて、すごく嬉しかった。

ネパールでの活動・生活で印象に残ったこと、びっくりしたことは?
――住民の絆、村全体で子どもたちを大切にする姿、助け合いの精神が感じられた。皆が祭り好きで祝福の赤い粉を、お互いの顔にかけあうヒンズー教の神を讃える祭りでは、最初は自分の顔に他人の顔が触れることに抵抗があったが、2回目以降は楽しむことができた。

 ネパールの魅力は?
――ネパール人は日本に対し親近感を抱いていて、我々日本人にとって生活しやすく旅行もしやすい。なぜかというと、学校の教科書にJICAや日本がどれだけネパールを支援しているか載っていて、仲間だよねという気持ちが醸成されている。

今後の活動は?
――栃木市は県内でもネパール人が多く住んでいるので、多文化共生の街づくりに取り組みたい。6月21日(土)に宇都宮ライトキューブでネパールフェスティバルを計画している。これはネパール人が中心になり企画しているが、ネパール人、日本人、その他の国々の人々、国籍を問わず集い、楽しめる機会になればと思っている。

これから協力隊の応募を考えている方に一言お願いします!
――参加を考えている時、不安や迷いがあるのは当然ですが、現地の方が自分を支えてくれるので安心してください。何ができるかは、今考えられることもあるが、現地について現地の人たちの声を聞いてから動けることもある。まずは現地の生活を楽しんで欲しい。

 【番組情報】
・ 番組名:「地球はひとつJ」
・ CRT栃木放送(栃木県内対象のAMラジオ)http://crt-radio.co.jp/
・ 本番組への感想・リクエストはこちら
 https://forms.office.com/r/3TGY3QuTP0
・ 聞き逃した方はこちらから↓
ラジコタイムフリー:
https://radiko.jp/#!/ts/CRT/20210331090000
青年海外協力隊とちぎ応援団HP(過去の放送を聴くことができます): https://tochigiouendan.wixsite.com/ouendan/oneearth

JICA海外協力隊をもっと知りたい方はこちら
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