【実施報告】<オンライン開催>JICA横浜企画展示連動イベント 「太平洋の島々からのSOSー身近に迫る気候危機?!」
2022.10.28
実施日時:2022年10月22日(日)11時~12時30分
形式:オンライン(Zoom)
○講師
今回の気候変動に関するイベントでは40名以上の方にご参加いただき、様々なご質問、ご感想をいただきました。
講演は3名の専門家がそれぞれの見地からお話をいただき、上野専門家からは太平洋の島々について現地の環境や生活、島の成り立ちについての知識を深める講演、黒岩専門家からは、気候変動がどのように起こっているのか、また将来の気候変化の予測とその影響などについて科学的な見地からお話いただきました。そして最後に小川専門家から太平洋の島々による気候変動への対策とJICAや世界からの支援、その中で日本の無償資金協力により建設された太平洋気候変動センター(PCCC)の役割や技術協力プロジェクトの活動などをお話いただきました。
上野専門家による発表
黒岩専門家による発表
小川専門家による発表
参加者からは幅広い質問が寄せられ、島国の方たちの生活や気候変動による影響について、また現役の青年海外協力隊員からも現場で何ができるのか?といった質問に対して、各講師陣からアドバイスされる場面もあり、活発な質疑応答となりました。
日本では新型コロナウイルスやウクライナ紛争などの記事が多く掲載され、気候変動問題への注目度は下がっているかもしれませんが、その重要性は変わらず、むしろ増しています。
参加いただいた方からも、
「気候温暖化の深刻さをデータや具体的事例をあげて、説明していただいたので、納得感を持って理解できた。」
「気候変動で、気象が将来どのように予測されているかというだけではなく、現地の生活の現状と将来への影響まで考えることができる、よい機会になりました。」
といった声を多くいただきました。
多くの方に集まっていただき、太平洋の島々の直面する課題、変化する生活、地球で起こっていること、現場で起こっていることに想いを馳せる時間が持てたことについて、講師の方々には感謝すると共に、地球規模の課題に関心を持たれる方々の多さに驚き、未来への可能性を感じることができた講演となりました。
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