【インターンが見た長期研修員事業】 「他とは違う」JICA長期研修員の達成感に包まれた修了式
2023.10.11
JICAでは、修士、博士課程に就学する長期研修員の受入れを行っており、現在67名の研修員が来日中です。
さて、各受け入れ先大学での修士等の学位授与を無事終え、帰国前の研修員に対して、2023年9月8日にJICA横浜で修了式を行いました。今回は、インドネシア、パキスタン、ラオス、アフガニスタン、ルワンダ、ベナンから7名の研修員が自身の研究成果を発表し、修了証が授与されました
研究発表の様子
研究内容は交通機関の課題や津波越流の検討など、皆さんが自身の国の発展のために情熱を持って研究に取り組んでいることが伝わってきました。
修了証書の授与
修了証の受理後、プログラムを終えた感想を一人一人に伺うと、「とても安心している」、「登山を終えたような感覚」など、達成感に満ちた表情が印象的でした。
文化も大学での研究スタイルも異なる地で2年半研究を進めることは、本当に大変なことだったと思います。特に今回の参加者は2020年ごろから渡航された方々で、コロナの影響も大きく受けました。「来日するまで数か月の待機期間、8時間の時差がある母国から早朝に授業を受けていた」、「来日後の隔離期間、JICA横浜で宿泊し、毎日窓からみなとみらいの景色を眺めた日々はとても良い思い出」など、笑いを交えながら、多くの思い出を語ってくださいました。
プログラムの感想を共有している様子
これまで、インターンとして計14名の長期研修員の方にインタビューをさせていただき、日本での生活や研究について、JICAにしてほしいこと、改善点はないか探ってきました。2か月という短い期間ではありますが、研修員の方の様々な思い、悩みを聞いてきたからこそ、今回プログラムを修了された方々の清々しい姿を見てとても嬉しい気持ちになりました。
研修員の「JICAのプログラムは他とは違う」という声も聴くことができ、素晴らしい事業だと改めて感じる貴重な機会でした。
研修の様子は こちらの動画(YouTube) でご覧ください。
JICA横浜 研修業務課インターン 鈴木ひいら
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