【報告】2023年度JICA横浜教師海外研修報告書が完成しました

2024.04.18

 JICA横浜では、国際理解教育や開発教育に熱心に取り組んでいる神奈川県および山梨県の教員のみなさんを対象に、「教師海外研修」を実施しています。開発途上国における国際協力の現場を実際に体感することを通じて、途上国の現状や日本との関係について考え、その経験をそれぞれの教育現場で、児童・生徒の皆さんに伝え広げていただくことを目的としています。

 2023年度は神奈川県と山梨県から10名の先生が参加し、この度研修報告書が完成しました。
 研修内容として、日本国内で海外の方々が増え多文化共生が重要になっていることを踏まえて、「多文化共生と移民」をテーマに1年間のプログラムが行われました。

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 事前研修、ブラジルでの海外研修、事後研修を通して、テーマについての理解を深めていきました。また、ワークショップ教材作成の過程で、授業の中でどのように多文化共生や日本人の移住の歴史について触れ、児童・生徒に対し理解を促すか、議論を深めていきました。
 そして、作成されたワークショップ教材を用いて各学校で授業実践が行われ、児童・生徒の多様性への理解や他者を思いやる気持ちを育むことにつながっていきました。
 1年間の研修で、先生方は現地を訪れ、生の声を聞き、それらを教材という形で授業に落とし込むプロセスを通し、国際理解教育/開発教育の理解にとどまらず、多文化共生について児童・生徒への授業や教材のあり方などをあらためて考えるきっかけにもなったようで、これからも学校、地域で世界と日本をつなぐご活躍が期待されます。

 完成した報告書では、10名の授業実践の報告や作成されたワークショップ教材を掲載しております。ワークショップ教材は以下の2つを掲載しています。

 多文化共生についての取り組みを学校で行いたい、日本人の移住について授業で扱いたいという方、10名の先生方の授業報告やワークショップ教材が掲載された研修報告書をぜひご覧ください。
 また、2024年度もJICA横浜では教師海外研修を実施し、8月にブラジルで海外研修を行います。詳細は近日中にHPに掲載予定です。

(参考)2023年度教師海外研修の1年間

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