【イベント情報】「6月18日 海外移住の日」・「6月20日 国際日系デー」
2024.06.18
かつて、多くの日本人が海外移住のために横浜を旅立ったことをご存知でしょうか。
6月には横浜と縁のある日本人に関連した2つの記念日があります。6月18日は海外移住の日、6月20日は国際日系デーです。
これらの日にちなみ、関連イベントや展示企画などをご用意しています。日本人の海外移住の歴史や日系人に触れる貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
(JICA横浜以外で主催されるイベントも紹介しています)
国際日系デーのロゴ
【6月18日 海外移住の日】
第一回ブラジル移民船笠戸丸が1908年6月18日にサントス港に到着したことにちなみ、同日は1966年に総理府(現内閣府)により「海外移住の日」と定められました。現在では日本と移住先国との友好関係を促進するための記念日とされており、ブラジルでは「日本人移民の日」として記念行事が行われています。
【6月20日 国際日系デー】
1868年6月20日に日本人による海外移住の先駆である集団移住者「元年者」がハワイに上陸しました。2018年6月にハワイで行われた第59回海外日系人大会で、世界に広がる日系間の連携を促進することで社会への一層の貢献を果たすため、同日を「国際日系デー」とすることが宣言されました。」 。世界中の日系人の心を一つにしたいという思いが込められています。
■ 海外移住の日&国際日系デー特別イベント!\SNSパネルを持って海外移住資料館で写真撮影/
主催:JICA横浜 海外移住資料館
参加方法は簡単!横浜センターの受付でSNSパネルを借りて、写真スポットで写真を撮ってください。受付で写真を見せていただいた方には、ノベルティグッズをプレゼントします。撮った写真をSNSにアップして、海外移住の日・国際日系デーを一緒に盛り上げましょう。
JICA横浜館内では、6月中、海外移住の日・国際日系デーに関するパネル展示を行っています。こちらもあわせて、ぜひご覧ください。
■ クイズ!NIKKEI around the WORLD the 2nd [オンライン]
主催:(公財) 海外日系人協会
後援:JICA横浜 海外移住資料館
世界各地の日系社会には、みなさんにまだあまり知られていないことがたくさんあります。海外日系人協会では、昨年に続き今回も、 6月20日の「国際日系デー」を記念してオンライン・クイズショーを開催します!
<参加方法>
■ 日向ノエミアさん講演会・臼田道成さんボサノヴァライブ
主催:JICA横浜
「日本に住みながら、多文化にひたる、なんて贅沢!」
エッセイスト 日向ノエミアさんのユーモアあふれる講演会と、ボサノヴァ弾き語り演奏家 臼田道成さんのライブを開催します。
日向ノエミアさんの持ち前の明るいキャラクターとユーモアを交えた語りで、皆様にわかりやすく異文化理解、移住者の生活、日系人の気持ちをお届けいたします。
臼田道成さんの演奏では、蒸し暑い日本の6月、皆様をしばし、JICA横浜からリオ・デ・ジャネイロの海辺へとご案内します。
■ ポートテラスカフェ
ポートテラスカフェでは、かつて多くの日本人が移住したブラジルの料理を提供しています。
メニューの詳細は、ポートテラスカフェのページをご覧ください。
港が見えるレストラン Port Terrace Cafe
(https://www.jica.go.jp/domestic/yokohama/office/restaurant/index.html)
日本人の海外移住は、1866年に海外渡航禁止令(鎖国令)が解かれてから、すでに150年以上の歴史があります。ハワイ王国における砂糖きびプランテーションへの就労に始まって、アメリカ、カナダといった北米への移住、そしてその後1899年にはペルー、1908年にはブラジルへと日本人が渡ります。
そして、1924年にアメリカで日本人の入国が禁止されると、大きな流れが北米から南米へと移っていきます。その結果、第二次世界大戦前には約77万人、大戦後には約26万人が移住しています。
JICAは、前身組織の一つである海外移住事業団から継続し、戦後の国の政策による主に中南米への移住者に対して、移住先国での定着と生活の安定を図るための支援を行ってきました。移住事業終了後も、現在まで中南米の日系人社会と日本を繋ぐ事業を継続しています。
JICA横浜には海外移住資料館を併設し、日本人の海外移住の歴史と移住者の足跡を展示しています。未来を担う日本の若い世代の人々に、海外移住の歴史や移住者・日系人への理解を深めてもらうことを目的としています。
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