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地震大国日本、その時どう動く?JICA留学生が横浜市民防災センターを訪問

2024.07.02

6月25日、12か国14名の長期研修員が横浜市民防災センターを訪問し、地震・火災体験ツアーや災害時要援護者体験、災害時に役立つワークショップに参加しました。


地震・火災体験ツアーでは、地震シミュレーターによる揺れの体験のほか、家の中で地震が発生したときにどう動くのか、2つのグループに分かれて実践したほか、地震後に高確率で発生する火災について、煙の中での避難方法や消火器の使い方を学びました。


災害時要援護者体験では、手足にバンドやおもりを付け、目隠しをした状態で歩行や歩行補助を体験し、災害時に怪我人や身体にハンディキャップがある人をサポートする際に気を付ける点などを学びました。

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災害時要援護者体験

そのほか、新聞紙を使用して、避難所のトイレなどで使う使い捨てスリッパを作るワークショップに参加しました。参加した研修員からは「ニュースはオンラインで読んでいるため、家に新聞紙がない場合はどうしたら良いか」といった質問が上がり、新聞紙以外でも、ゴミ袋や段ボールなど身近にあるものを使って簡単に作ることがポイントであると教えてもらいました。

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消火器の使い方を学ぶ

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地震シミュレーター体験

この研修を通して災害が起こった時に、周りの人を助けるためには、まずは自分が助からなくてはいけないという「自助共助」の大切さを熱く伝えていただきました。

研修員からは、「身体に制限があると、段差を登る時と降りる時とで全く感覚が違った。災害時以外でも必要な知識」「地震が起きたら火災が多く発生することを知った」といった声があがり、明日からすぐに役立つ事を多く学んだ様子でした。

 JICA横浜では、災害時に自分の身を守り、周囲を助ける力を身につけてもらうべく、今後も継続的に防災について研修員に学んでもらう機会を提供します。

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集合写真

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