【実施報告】国際理解入門セミナー「世界の入り口に立とう とびだせ!高校生2024-今日から始める国際協力-」
2024.07.05
2024.07.05
6月29日(土)、JICA横浜で高校生世代向け国際理解入門セミナー「世界の入り口に立とう とびだせ!高校生2024 -今日から始める国際協力-」が実施されました。
神奈川県内の高校などから9名の参加がありました。
このプログラムは、JICA横浜が高校生向けに毎年行っているものです。今回も引き続き、JICA横浜にて対面でのセミナーとなりました。今年は「今日から始まる国際協力」をテーマとして、JICA海外協力隊の体験談や帰国後の活動、海外移住資料館の見学、ディスカッションを通して、身近なところから始められる国際協力について考えました。
午前中は、JICA海外協力隊員として中米のベリーズで活動された星久美子さん(職種:環境教育)を講師兼ファシリテーターとしてお迎えしました。導入として、現地の多文化・多様性に関する写真などを使って、多様な背景を持った参加者同士が自己紹介をしました。リラックスした雰囲気の中、星さんから、なぜ国際協力に関心を持ち、JICA海外協力隊に参加したのか、ベリーズでの経験や学んだこと、帰国後、日本で現在まで関わっている多文化共生の活動についてワークも交えてお話いただきました。
お昼はブラジル、ペルー、アルゼンチンから来日している、JICA日系社会リーダー育成事業と日本財団日系スカラーシップの枠組みで来ている日系人大学院生の皆さんと、講師の星さんを囲んでランチ交流会を行いました。
各自の食べている料理を紹介するなど、楽しみつつお互いの文化的背景を知る機会となりました。
JICA協力隊体験談と帰国後の活動
ランチ交流会の様子
ランチ交流会の後は、日系大学院生のみなさんと一緒に海外移住資料館を見学しました。
過去の日本人の海外移住の歴史を学びながら、日系社会と日本のつながりについて学び、考えるきっかけとなりました。
海外移住資料館の見学の後は、はじめて知ったことやびっくりしたことなどの感想をシェアしました。その後、日系大学院生のみなさんのファミリーヒストリーを各グループで聞き、資料館で感じたことを踏まえつつ、意見交換を行いました。
海外移住資料館の見学
グループディスカッションの様子
・人のアイデンティティや文化がどれほど重要なのかに気づきました。
・普段の生活では経験できないことが経験でき、いろいろな人の話を聞いたり、コミュニケーションを通じて自分の価値観が豊かになりました。
・国際協力に、より関心を持つことができました。歴史を知ることで今まで知らなかった国との関係を細かく理解できたので国際協力は歴史を学ぶことが大切だと思いました。
・本当にいろいろな文化があって多文化を理解するには資料や実物を見たり、直接話を聞くことが大切だと思いました。
JICA横浜では、来年度も高校生世代を対象とした国際理解入門セミナーを実施する予定です。日程やプログラムが決まり次第、JICA横浜のウェブサイトやFacebookなどでご案内します。
次回のセミナーを楽しみにしていてくださいね!
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