国別研修「バングラデシュ船舶航行監視システム(VTMS)2」が終了しました
2024.07.12
バングラデシュのチッタゴン港湾庁から港湾分野の行政官3名が参加し、7月2日から7月11日まで10日間の研修が終了しました。
このコースはバングラデシュで実施されている円借款事業「マタバリ港整備事業」の附帯研修として、船舶航行監視システム(VTMS*)の実務研修が行われ、船舶の安全な入出港管理能力の向上を目指しています。研修では、国際臨海開発研究センター(OCDI)とMOLマリン&エンジニアリング株式会社の協力を得て、横浜港、神戸港、大阪港、清水港などを視察し、船舶航行監視システム(VTMS)に関する幅広い知識の習得を目指し、実地研修が行われました。
参加した研修員からは、「この研修で日本のVTMSのシミュレーションを体験し、横浜港、神戸港、大阪港、清水港を訪れ、様々な視察を行うことができ、大変有益でした。バングラデシュではシミュレーターがなく、シミュレーターによる訓練ができる日本は素晴らしいです。今回の経験をバングラデシュで活用したいと考えています。可能であれば、今後の本邦研修ではVTMSの国際認証が得られると良いです。また、バングラデシュと日本では船舶安全に関する海上保安庁の役割が異なるということが理解できました。」という意見が寄せられました。
*VTMS:Vessel Traffic Management System
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