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【実施報告】山梨県共催 国際協力セミナー『故郷を失った難民の日々~シリア難民から考える世界~』

2024.08.01

7月21日(日)、JICA横浜と山梨県の共催で「国際協力セミナー  故郷を失った難民の日々~シリア難民から考える世界~」を開催しました。

この事業は、(公財)山梨県国際交流協会が、国際協力普及啓発事業の一環として、山梨県主催、JICA横浜共催として毎年実施しているものです。

今年はシリア難民をテーマに、ドキュメンタリーフォトグラファーの小松由佳さんと、JICA海外協力隊経験者でもあるDAMASHQUIE(ダマシュキエ)の赤星眞弓さんにご登壇いただきました。

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JICA海外協力隊の経験とシリア伝統工芸との出会い

JICA海外協力隊としてヨルダンで建築調査や博物館での活動に携わった赤星眞弓さん。ヨルダンでの母国を逃れたシリア人の伝統工芸職人の方々と出会いや、DAMASHQUIEを立ち上げ、シリアの伝統工芸品やアクセサリーなどを日本国内にご紹介されるに至った思いなどについてお話いただきました。

故郷を失った難民の日々 ~シリア難民から考える世界〜

2008年から砂漠の暮らしに惹かれ、シリアなどの中東地域を撮影されていた小松由佳さんは、2011年からシリアの紛争により多くの難民が生まれる光景を目にされ、シリア難民の取材を始められました。私たちにできることは、分かりにくい問題、容易に答えが出ない問題についても考え続けていくことだとお話いただくとともに、小松さんのシリア難民写真展も同時開催しました。

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JICA海外協力隊としての博物館での活動

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シリア伝統工芸の寄木細工のアクセサリー

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紛争前のシリアでの家族でのラーハ(ゆとり・休息)の時間

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写真展

参加者の感想(アンケートからの一部抜粋)

  • 理解できないこともあるが、その場に一緒にいることはできる。一緒にいる方法を探ることが大切、という言葉がとても印象深かったです。
  • 多文化であることを柔軟に受け入れること、お互いを知る姿勢こそが共生の一つだと改めて痛感しました。
  • シリアについては日本ではほとんど報道されないので、少しでも身近に感じられる今回の機会でありがたい。
  • お二人ともわかりやすく、また勉強になることが多く大変良かったです。

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