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【表敬訪問報告】 AUDA-NEPADベケレ=トーマス長官、TICAD9に向けた横浜視察

2024.10.10

アフリカ連合開発庁(AUDA-NEPAD)ナルドス・ベケレ=トーマス長官他10名が、10月1日(火)JICA横浜センターを来訪されました。

今回の訪問は、2025年8月に開催される、アフリカ開発会議TICAD9(Tokyo International Conference on African Development:TICAD)の開催地である横浜の視察の一環として実現したものです。TICADは、1993年から日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、アフリカ連合委員会(AUC)、世界銀行と共同で開催し、アフリカの開発について議論を重ねる国際会議です。

横浜市は、これまでTICADを3回(第4回、第5回及び第7回)ホストしており、2025年の開催で4回目のホストとなります。横浜市は「アフリカに一番近い都市」として、アフリカ各国との交流を深め、JICAとも港湾開発、廃棄物管理、女性起業家支援などに関する研修事業等を連携して実施しています。

ベケレ=トーマス長官とJICA横浜 大野所長は、横浜とアフリカの関係、またJICAが横浜市と共に実施している人材育成に関する研修事業などについて幅広く意見交換を行いました。

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左からベケレ=トーマス長官、エステリン・フォタボング農業局長、大野所長、乾シニアアドバイザー 於:JICA横浜エントランス

その後、ベケレ=トーマス長官一行は、横浜市港湾局の協力のもと、おおとり船上から港湾整備の状況と市街地の様子を、また国際客船ターミナルのある大さん橋ふ頭を視察されました。

また、横浜税関のご案内により横浜税関資料展示室(「クイーンのひろば」)を訪問されました。日本の税関が、外国との物の流れを管理するだけにとどまらず、麻薬や危険物などの流入を阻止して国の安全を守るために、最前線で活躍している横浜税関関係者の仕事ぶりに感銘を受けられた様子でした。

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中央:ベケレ=トーマス長官とエステリン・フォタボング農業局長(右)、乾シニアアドバイザー(左) 於:おおとり船内

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中央:ベケレ=トーマス長官と横浜税関の裏辻室長(左) 鳥居次長(右)、於:横浜税関資料展示室(「クイーンのひろば」)

JICA横浜は、横浜市との長年の協力関係のもと、横浜市と連携してアフリカ各国の行政官やビジネス人材を対象とした研修事業、企業やNGO、市民との連携事業などを幅広く展開しています。引き続きJICA横浜はアフリカと日本のパートナーシップを支援してまいります。

JICA横浜インターン 鶴田理紗

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ベケレ=トーマス長官一行とJICA横浜関係者 於:JICA横浜

参考:

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