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「アフリカ地域都市上水道技術者養成コース」研修員6名が小学校を訪問しました

2024.11.25

11月5日(火)に「アフリカ地域都市上水道技術者養成コース」の研修員6名(コートジボワール、ケニア、マラウイ、ナイジェリア、スーダン、タンザニア)が、横浜市の洋光台第一小学校を訪れ、4年生の子どもたちと交流しました。

この研修コースは、2008年に横浜で行われた第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)をきっかけに始まりました。2025年8月には、再び横浜で第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)が開催されることもあり、横浜市水道局が社会科の授業の一環として行う水道に関する出前講座に合わせて、「アフリカに一番近い都市 横浜」の取り組みとして、洋光台第一小学校を訪問したものです。

横浜市水道局の職員は子どもたちに、横浜市水道が日本で最も歴史のある近代水道であることや、水源の保全、浄水処理、配水など水道の働きについて説明しました。さらに水源林の役割や浄水の仕組みを理解するために簡単な実験も行いました。

そして横浜市水道局の職員がアフリカの水道事情について説明した後、研修員たちは日本に来てから驚いたことを話し合いました。特に、横浜の水道では浄水場の職員がダブルチェックを行い、においのないきれいな水を供給していることや、塩素を3回に分けて注入していることは、マラウイで同じように行うことは難しいが、感銘を受けたと述べました。

その後、研修員と子どもたちは3グループに分かれて直接交流する時間を持ちました。ナイジェリアの研修員は「日本に来て、横浜の方々は非常にすばらしいと感じました。ナイジェリアに帰ったら、人々が親切で、他の人を尊敬していることを伝えたいです。また、街がきれいで、横浜全体が一つの家族のようだと思いました。」と話しました。
マラウイから来た別の研修員は、「横浜に来て感じたことは、マラウイはアフリカの温かい心といわれていますが、横浜はそれ以上です。横浜は世界の温かい心と言えると思います。」と語りました。

来日後に横浜以外で訪れた場所について子どもたちが尋ねると、研修員たちは、浅草、東京駅、東京タワー、品川水族館を挙げました。また、研修員が子どもたちにアフリカの印象を尋ねたところ「アフリカゾウなどの動物」という回答が返ってきました。

研修員たちは、子どもたちとの交流を通じて、横浜とのつながりをさらに深めた様子で小学校を後にしました。

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