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「JICAインターンが見た!課題別研修「スマートシティ実現に向けた手法・アプローチ」と小田原のスマートなまちづくり」

2025.01.21

みなさんこんにちは!JICA社会基盤部都市・地域開発グループでインターンシップ・プログラムに参加している、堀岡・青柳と申します。
今回、プログラムの一環で、JICA横浜が運営する課題別研修「スマートシティ実現に向けた手法・アプローチ」に同行しました。その中で訪問した小田原市のスマートシティの取り組みと研修員の学びの様子をご報告します。

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この日は、カンボジアやブラジルなどからの海外研修員を対象に、DX推進が進む小田原市の取り組みを体感し、自国での街づくりの参考にしてもらおうという狙いで講義と街中視察が行われました。講義の後、研修員は小田原市の職員に頻繁に質問をし、帰国後には自国の街づくりに積極的に応用したいという姿勢がうかがえました。具体的には、デジタル化推進に特化した部署の有無についてなど、産官学民連携を土台とした自治体の体制やシステムに関する質問が数多く寄せられました。

午後には、研修員は自らの足で小田原市内を歩き実際に小田原城を見学することで、観光客の目線からデジタル化が進む小田原観光を体験しました。小田原城では独自のアプリを使い、昔の建物を画面上で再現し、現地の状況と比較するなど、最新の技術を使った観光の楽しみ方を体験しました。このようなスマートフォンを活用した新しい観光の形に、研修員は非常に興味を持ち楽しんでいたことから、若い世代の割合やスマートフォンの保有率が急速に伸びている新興国でもDX推進を上手く取り入れることによって観光分野の魅力がさらに増すのではないかと考えました。

都市グループのインターン生として、JICAの研修事業の現場を知るだけでなく、都市・地域開発について、観光客の目線、都市開発を指揮する目線、そして新興国から来日した目線といった様々なポジションに立つことで、日本の街づくりのすばらしさを改めて実感する機会にもなりました。

※この記事は、今秋にインターン活動へ取り組んだお2人に寄稿いただいた記事に、JICA職員が一部加筆修正を行って掲載しています。

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