【研修報告】国別研修「ペルー海洋汚染対策コース」実践的な研修で学ぶ油流出対策
2025.06.19
2025年5月26日から6月4日まで、国別研修「ペルー海洋汚染対応コース」が実施されました。今回は、ペルーの海上保安庁や環境省を含む7つの機関から、10名の行政官が来日しました。
今回の研修は、2022年1月にトンガで海底火山が噴火したことによって、高波がペルーの沿岸部を襲い、首都リマ近郊の製油所から原油が流出した事故をきっかけに実施されることになりました。プログラムでは、一般財団法人海上災害防止センター(MDPC)が油流出事故に関する対策について、講義と対応策の実技演習を集中的に行いました。
研修員からは、「ペルーには油流出事故に対する計画はあったものの、実際に事故が発生した時に具体的にどう対処すればよいのか分からなかった。短い期間だったが、今回の実践的な研修を通じて、油流出事故への対応方法を詳しく学ぶことができた。帰国後は、今回学んだ知識や経験を同僚と共有し、活用したい。」との前向きなコメントが寄せられました。
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