【帰国研修員からの便り】ブラジル:ルイーザ・コウチーニョ・コスタさん(2025年度課題別研修「水産業を核とするブルーエコノミーのための持続可能な小規模漁業(アカデミックコース)」に参加)
2025.09.18
JICAの研修コースへの参加を終えてブラジルに帰国してから一か月余り経ちました。私が所属するパラナ州農業畜産防御局(ADAPAR)が9月上旬に公式会合を開催しましたので、この機会に私が日本で学んだことや経験を参加者と共有する機会を設けました。
日本では、東京海洋大学での5日間の実習を含め、漁業協同組合や水産加工業の現場で水産資源管理や加工・流通について学びの機会を得ました。また、千葉県の銚子および勝浦で魚市場を訪問し、市場の機能や水揚げ、入札の様子を視察することができました。そこでは、高度に整備され組織化された魚市場が運営されていること、そして取り扱われる魚種が驚くほど多かったことを説明すると、多くの参加者が強い関心を示しました。また、この報告会では、日本の水産分野における取り組みが、持続可能で環境に配慮された工夫がされていることを強調しました。
今後も引き続き、JICAの研修コースで学んだことを所属先やブラジル社会で活かせるよう、さらにはブラジルの取り組みを今回の研修コースでお世話になった日本の方々に将来報告できるよう、日々の業務に取り組んでいきたいと思います。
ブラジル・パラナ州農業畜産防御局会合で日本での経験を伝える様子(2025年9月3日)
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