jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

横浜国立大学IMP研究発表会に参加 ~JICA、横浜国立大学、世界銀行による連携事業~

2025.09.22

2025年9月12日、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府にて、インフラストラクチャー管理学プログラムの学生(以下、IMP生と表記)による研究発表会が開催され、JICA横浜研修業務課も参加しました。

【画像】

IMPは、横浜国立大学が世界銀行の資金協力(日本政府が拠出)を受けて実施しているスカラーシップ・プログラムです。このプログラムは、開発途上国のインフラ管理に携わる政府職員を対象に、学位取得に至る専門的な教育を提供するもので、1995年度から開始されました。

JICAは、同大学および世界銀行と連携し、IMP生に対して各自の研究テーマに関連するJICA課題別研修への参加機会を提供しています。

今回は、2023年度に入学し、2024年度にJICA課題別研修に参加した第18期生の4名が、今秋にプログラムを修了しました。彼らは修士課程を修了するにあたって、各研究の成果に加え、JICA課題別研修を通じた学びについて発表しました。

第18期生4名が参加したJICA課題別研修は、以下の2コースです。

  • 「社会基盤整備における事業管理」
  • 「国土・地域開発政策」

JICA課題別研修では、数週間に凝縮されたプログラムの中で、日本国内の様々な専門的リソースから、密度の高い講義や討議の機会、現場視察等が提供されます。また、世界の複数の国から参加者を募集することで、研修員間同士の学び合いやネットワーキングの促進も、その目的に据えています。IMP生4名からは、学内での学業では得難い様々な知見が得られたことに加え、学業内容を帰国後に活かすためのアクションプランの作成手法についても学ぶことができたという点や、他国の研修員たちとの意見交換を通じて、自国および他国が抱える課題や取り組みへの理解が深まり、自身の研究にも大いに役立ったとの報告がありました。

JICAは、IMP生の専門性や視点が、課題別研修内での議論の深化による質の向上や、他の研修員に有益な刺激となり、研修員間の相互学習の促進にもつながっていると感じています。

今後もこの連携を継続し、国際協力分野における人材育成に貢献してまいります。

【画像】

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ