大学生インターンがレポート!ベトナムフェスタで子どもたちと国際交流
2025.10.02
JICA横浜は今年も「ベトナムフェスタ in 神奈川 2025」にブースを出展しました!
9月13日(土)・14日(日)、横浜市中区の象の鼻パークや日本大通り一帯が会場となり、「ベトナムフェスタ in 神奈川 2025」が開かれました。このイベントは、ベトナムと神奈川県、両地域の相互理解や成長と発展を促進することを目的に、2015年から開催されています。今年も多くの方々がベトナム文化に触れる機会となりました。
当日の様子について、ブースの企画・運営を中心となって行ったJICA横浜の大学生インターンのお二人がレポートします!
今年度のJICAブースでは、ベトナム語で挨拶をする「挨拶チャレンジ」と、ベトナムクイズを行いました。企画に参加された方々には、一昨年から好評をいただいているタトゥーシールと世界地図を配布しました。2日間で延べ900人以上の方にブースに来ていただき、大いに盛り上がりました。
特にタトゥーシールは昨年からレベルアップし、デザインの種類を増やして、よりベトナムについて知ってもらえるよう工夫しました。ベトナム国旗、日本とベトナム国旗が交差したデザイン、"I love Vietnam"、そしてランタンの4種類を用意しました。小さなお子さんから大人まで幅広い世代に好評で、すべて配布しきるほどの人気でした。
クイズは、子どもたちがベトナム人などの「お兄さん・お姉さん」に声をかけて答えを聞きに行く参加型の企画として行いました。例えば「ベトナムで『じゃんけんぽん』は何と言うの?」「ベトナムの国旗の色は?」といった、日常生活の中では、なかなか触れることのないベトナム文化に関する問題を用意しました。答えを教えてもらったら、ベトナム語で「ありがとう(カムオン)」とお礼を伝えるように工夫し、単なるクイズではなく自然な国際交流のきっかけになるようにしました。
この企画の目的は、子どもたちが遊び感覚でベトナムの言葉や文化に触れ、交流を通じて「知る楽しさ」を体験することでした。特に、クイズカードの裏面には「シンチャオ!(こんにちは)」とあいさつする手順をイラスト付きで示し、初めてでも声をかけやすいように工夫しました。
小さなお子さんにとっては、クイズの難易度やスペース、時間の都合から、すべてのクイズを解くことは難しかったようです。しかしタトゥーシールをもらうこと自体が、子どもたちにとって遊び感覚の体験となり、ベトナムの国旗やランタンの絵柄などを通じて、自然とベトナム文化に触れるきっかけになりました。また、挨拶チャレンジに挑戦する子どもたちもいて、「シンチャオ!」と声に出す姿から、異文化に触れる学びの時間にもなったのではないかと思いました。そして、そうした場面に立ち会えたことは、私たちにとってもやりがいを感じる瞬間であり、とても嬉しい経験となりました。
今回のイベントを通じて、多くの方々にベトナムの文化に親しんでいただくとともに、国際交流の大切さを実感していただく機会となりました。JICA横浜は、今後も地域や市民の皆さまと共に、国際協力や多文化共生への理解や関心を広げていけるよう取り組んでまいります。
(インターン:宮城華、朴俊弘)
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