jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

アフリカの水道インフラ向上を目指して

2025.10.27

課題別研修「アフリカ地域都市上水道管理技術者養成」コースが始まりました。

10月20日から11月14日までの期間、アンゴラ、ウガンダ、エチオピア、スーダン、ナイジェリア、マラウイ、南アフリカ、南スーダン、から来日した11名の行政官を対象に、研修プログラムを開始しました。今年度も昨年度に引き続き、全面的に訪日での研修となります。
この研修では、横浜市水道局と横浜ウォーター株式会社のご協力のもと、日本の近代上水道発祥の地である横浜で、水道計画、管路更新計画、浄水処理、水質管理、メーター管理、無収水対策、料金・顧客管理、水需要予測、広報といった都市水道に関する幅広い知識や技術を習得します。この研修プログラムでは、特に横浜市の先進的な水道管理システムや持続可能な水資源の利用方法などについての講義が行われ、実際の施設見学などを通じて、理論と実践を結びつける機会を得ることができます。

研修の最後には、研修員それぞれが帰国後に職場で実施する「上水道管理の改善アクションプラン」を作成します。各国の特性や課題に応じた具体的な改善策を盛り込むことを目的としており、アクションプランの作成・発表を通じて、研修員が自国の水道インフラの向上に寄与することが期待されています。

このコースは、2008年のTICAD IV(第4回アフリカ開発会議)を契機に開始され、「アフリカに一番近い都市 横浜」で毎年実施されています。研修期間中には、研修員と横浜市内の小学生との交流なども予定されており、文化交流を通じて相互理解を深める機会も提供されます。

【画像】

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ