Ms.Boungnaphalom Nanthana(ブンニャタロム ナンタナさん)

自己紹介をお願いします。

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真剣な表情で研究に取り組むナンタナさん

ラオス出身のブンニャタロム ナンタナです。みんなからはオーイ(Aoy)と呼ばれます。
私の故郷ラオスは小さな国ですが自然豊かで美しいところです。両親と妹そして2匹の犬が私の家族です。私と妹は、二人とも今海外で勉強をしています。
父は私にインスピレーションを与えてくれる存在で、とても尊敬しています。仕事だけでなくその他の面でも素晴らしい人だと思っています。父は、ラオス政府の総局長として働いていた頃世界中を駆け回り様々な会議に出席しており、その実務経験を共有してきました。現在は退職していましたが、私はいつか父のようになりたいと思っています。母も同じく私にとって尊敬する人です。私たち家族のために尽くしてくれる世界で最高の女性だと思います。そんな家族がとても恋しいです。

日本に来る前どんな仕事をしていましたか?また、なぜ、日本での研修を希望したのですか?

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竹馬でバランスをとるのは難しい

私は2013年にラオス政府職員となり、エネルギー鉱山省鉱山管理局の職員として、鉱山地域周辺の環境品質のモニタリング調査や鉱業プロジェクトの環境影響評価(EIA)、環境社会影響評価(ESIA)へのコメント作成、閉山した鉱山の環境管理のための規則やガイドラインの作成等に携わっていました。

JICAの研修プログラムはラオスのような開発途上国の役に立つよいプログラムだと思います。ラオスの鉱山分野はまだ新しく、職員の多くは知識不足です。ですので、鉱山の環境品質の管理ができる職員になれるよう、環境品質や鉱山周辺の汚染などの環境問題に関して学びたいと思い参加しました。

現在の研究内容と今後の展望を教えてください。

現在私は、水と土壌について、重金属濃度や特徴的な汚染、汚染源などの採掘による影響について研究しています。採掘地域周辺ではそこの水や土が日常生活に利用されているのでコミュニティとって大変重要な問題です。

研修修了後は、ラオス政府職員として鉱山地域の環境問題を管理し、鉱山周辺のコミュニティに対し、環境問題について理解できるよう水質に関する情報を周知していきたいと思っています。